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うつ病の体験談【私はこんなことから鬱状態になった】

実際にうつ病を体験された方の体験談を載せています。

鬱病はつらいですよ。ちょっと気分が鬱いでいる人が簡単に「鬱気味」とか言うのを聞いているとイライラします。鬱病になると気分が鬱ぐぐらいの症状ではすまないですよ。それこそ自分が「この世から消えてなくなりたい」と願うほど生きていることがつらく苦しくなります。少し落ち込んだくらいですぐ「鬱かも・・・」とか「鬱っぽい」などと言わないで欲しいです。

私が鬱になってしまったのは不幸や苦労の積み重ねから。一人娘が2歳の時離婚してそれから親子二人人並みの生活を送るために朝も夜もなく働きました。外で働くことだけじゃなく在宅でも働けるよう、まったく使ったことのないパソコンを使って仕事が出来るようパソコンの研修にも通いました。幼い娘の面倒を見ながら仕事が出来ればこんなに良いことはないと思ったのです。なんとか娘に寂しい思いをさせないように当時の私は必死でした。

外での仕事に加えてパソコンの研修・・・家に戻れば子育てや家事。それはそれは大変な毎日でいつ倒れても不思議ではない状態。体重がどんどん減っていき、あっという間に閉経してしまいました。閉経にはあまりにも早すぎる年齢でした。あばら骨がはっきり見える体型でもう少し痩せたら危険だと医者に言われました。

一人でなんとか頑張りたいという私の気持ちが自分を追い詰めたんですね・・・。あまりにもハードな毎日で痩せるというよりやつれていく自分を振り返る暇もなく、働きに働いていつしか笑うことが出来なくなっていました。まったく笑えなくなってしまったのです。

そのうち朝起きられなくなりました。娘と話しをすることも嫌になってしまって・・・というか、話しをする気力がないのです。話をしたくても声を出すことが大変でした。そのエネルギーを子育てと家事に当てて仕事をセーブしました。医者に頑張ることをやめるように言われたのです。

やはり鬱の薬は飲みたくなかったので不安を和らげる薬を飲みました。数年間その薬と不安を鎮めるような漢方薬を飲みました。時には食欲が出る漢方薬、時にはよく眠れるようになる漢方薬を飲んで、頑張りすぎないように生活しました。

薬を飲んでいるとやはり気持ちが落ち着くんですよ。安心するんですね・・・「薬を飲んでるから私は今大丈夫」という感じ。薬が切れたときが怖いから薬はいつも持ち歩いていましたよ。不安を和らげる薬でも効き目はありましたよ。現在は薬に頼らない生活を送れています。