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抗うつ薬の体験談【サインバルタ】

10年ほど前から就職難などからストレス状態が続き抑うつ状態によりうつ病になってしまいました。
落ち込みや焦燥感が常に感じ苛まれ体のだるさと吐き気、食欲不振などが続きどんどんと心が蝕まれているような気がしていたものです。

うつ病の原因はこのようにストレスだと言われることはよくあることであります。ストレスで脳内のホルモンバランスに異常をきたすことにより、やる気物質と言われるアドレナリンやドーパミン、幸福感やリラックスする成分セロトニンが正常に分泌されないことにより引き起こされる病気だとされています。

それまでは健康体だった私ですが、食欲不振からだんだん力が出てこなくなり、そのことから脳や体に力が入らなく、だんだんと悪い悪循環に陥ってしまっていたのだと思われます。心療内科や精神科に通い出し1日2回服用するように言われた薬がサインバルタという薬でありました。私は精神科医が良くなかったのか、飲んで間もなく吐き気や気分が悪くなるということがあり、落ち込む考えがどんどん脳内に広がり悪化していたように思われました。生きているのが辛いと思い私は、この薬が合っていないということを医師に伝え、薬を変えてもらうことにしました。


しかしその後、ジェイゾロフトを飲んだ時も同じような効果が現れ、なかなか抜本的な効果が現れる薬とはなりませんでした。アナフラニールやデパスを飲んだ時も同じように少々うつ気分があり、眠気などが出てきてうつ状態の克服に効果的な薬としては身体には現れませんでした。まだデパスはましだったのですが、このまま鬱状態は治らないのではないかと言う、また焦燥感や無常感に苛まれてしまう、のスパイラルに陥るということの繰り返しでありました。


よく、生活習慣や食生活の乱れからうつ病になることがほとんどであると言われており、私がうつ状態になったのは就職難からであり、根本的な解決を薬に求めるのはあまり効果的ではないのかと思った次第であります。結局のところ根本的な解決に繋がらなかったので、うつ状態を治す薬として画期的な薬に出会うことはできませんでした。しかしながらこれは私だけの場合かもしれないのです。


世の中に出回ってる抗うつ剤のほぼ全てが全ての人類が適合するとは限らないのであります。私のケースとしては全くと言っていいぐらい効果が現れなかったということは確実なのですが、だからといって果たして全ての人類に抗うつ薬が効かないということもないのだと思われます。プラシーボ効果も少しがあるのかもしれませんし、病は気からという言葉もあります。私としてはうつ病を薬で治すのではなく、根本的な就職難を克服することにより今少しうつ状態は快方に向かっていると言えます。


サインバルタ30mg

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