精神科病院に務めていた同僚(Bさん)の体験談です。
自宅でBさんの家族が寝室で首を吊った状態で見つかりました。第一発見者はBさんで縄をすぐほどきましたが、身体が硬直してしまっていて警察で検死が行われた結果自殺となりました。
Bさんはその光景が受け入れきれないと話し、以前勤めていた病院の精神科から紹介され、抗うつ剤等の薬と睡眠導入剤を処方されたそうです。
先生はとても優しく長く会話をしてくれる先生だったそうですが、まずは休職を勧められ1年お休みされました。
1年後、時短ではありますが、復職することができました。
話を聞くと薬は徐々に減らしていきながら、通院していたそうです。
「辛かった。その時は必死で名前を呼び続けることしか出来なかった。」と話してくれました。
しばらく有給消化をして、障害がある子供たちの看護ケアで活躍されており、楽しく子供とお話したりしているそうです。
お薬に関しては、2か月に1回通院してもらっているそうです。恋人も出来たと聞きました。少しずつではありますが、前に進んでいるようです。