私自身が実際にセルトラリン錠25mgを服用した際の体験をお伝えします。
多忙な職場に耐えかねて精神科を受診、適応障害との診断をうけ処方されたことがきっかけで、セルトラリン錠25mgを服用するようになりました。
診断名:適応障害によるうつ症状
錠剤:セルトラリン錠25mg (夕食後に1〜2錠)
期間:2019年8月から現在(約9ヶ月間)
並行服用薬:フェルムカプセル(就寝前に1錠)
この薬を服用しはじめて、精神的にも身体的にも回復してきました。(もちろんこのお薬以外の治療の成果でもありますが)
服用開始直後は、漠然としたダルさ、眠気、吐き気がありました。食欲がわかず1日に1食スープだけなどの日々が続き、朝がダルくて起きられず生活リズムが乱れたりしました。
一番乱れている時期は、14時ごろ起床してお水を飲み、また眠ってしまい18時に起床。19時ごろスープを食べて、夜は寝付けず26時ごろ就寝のようなサイクルでした。
ただ眠たさダルさのおかげで悶々と考えることが億劫になり、考えすぎてつかれる症状が緩和されていたと思います。薬を飲む前のように頭が回らず、「わたしはおバカになってしまったのかな」と不安になることはありました。
1ヶ月後も、まだまだダルさ、眠気、吐き気がありました。しかしこれらの症状に慣れてしまい、不要な心配事を深く考え込みすぎて落ち込むとの負のスパイラルが再発しました。
特に女性特有の症状であるPMS(月経前症候群)が辛く、精神科の先生と相談し、この期間だけは服用量を2錠に増やしました。
また不規則な生活が続いたために、気がつくと体重が8キロ程減っていました。
薬を服用していても苦しい状況が続くため、服用の意味があるのかわからず、やめてしまいたいと思うことも多々ありました。
服用しはじめて3ヶ月で、ダルさ、眠気、吐き気がそんなに気にならなくなってきました。薬の量は変わらず服用し続け、生活リズムを適切に戻すために尽力しました。薬の服用と休養の効果が出始め、このころから薬の効果を前向きに捉えることができるようになったと思います。
6ヶ月程で、きちんとした生活リズムで仕事も十分にこなせるところまで回復してきたので、薬がなくても大丈夫なのではないかと考えるようになりました。しかし精神科の先生に相談したところ、まだ危険とのことなので引き続き同量での服用を継続しています。
いつまで続けるのがよいのか、やめたら再発しないか、との不安はありますが、薬に頼らずとも日々安定して過ごすための努力を続けています。
総じて、効果の実感が難しい薬だと思いました。特に服用の初期は飲まない方が体調が良いこともあったので、飲むことでよりネガティブなったりもしました。ただ服用を継続することで得られる効果が十分にあると、継続した後に理解することができました。
これからも焦らず長期的に付き合っていこうと思います。