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抗うつ薬の体験談【プロザック】

私がプロザックを服用したのは、ニュージーランドに留学している時でした。

新しく大学生活が始まり、日本人もほとんどいない中で、現地の子と同じ寮に入り、学校も寮も落ち着く場所がありませんでした。英語もまだまだついていけない時期で、人の何倍も勉強しなければならず、さらに寮や大学の他の学生たちの様に、楽しく友達や恋人を作って遊ぶこともできず、どんどん落ち込んで行きました。

たまたまそんな時に寮母さんとの面談があり、状況を伝えた所、大学内にある保健センターを紹介され一緒にカウンセリングに来てくれました。

私は自分が鬱と考える余裕もなく、また入学して1か月も経たないのにカウンセリングを受けるなんて何て自分は弱いのかと益々絶望しました。カウンセリングも勿論英語でしたが、色々親身になって話を聞いてもらうことができ、カウンセリングは今後も治療として続けていくと言われました。

徐々に学習の疲れからか、夜中に物凄い不安に襲われたり、死にたいという気持ちに襲われることがありました。カウンセリングで相談したところ、同じ保健センターの医師へ紹介状を書いてもらい、受診しました。そこで処方されたのがプロザックでした。

私にはプロザックの知識も抗うつ剤の知識もありませんでしたが、インターネットで調べると抗うつ剤であることが分かり、言われた通りの分量を毎日服用しました。

大きく生活が変わったわけではないのに薬を服用して3日ほど経つと、それまで自分の周囲の風景は白黒だったのに、急に色がついたのです。これにはものすごく驚きました。

数日前まで死にたいなどと思っていた気持ちが嘘のように、心なしか訳もなく楽しい気分になっていて、これが薬の効果なのかな〜と思いました。

同時に、こんなにすぐに効果が現れるということは非常に強い薬で副作用も大きいのではないかと心配になりました。しかし友人たちに話をすると、プロザックは非常に身近な薬で、多くの友人が1度は服用したことがあると話していました。

日本でのプロザックの状況が分からないものの、服用するしか選択肢がなかったので服用し続けました。

週1回のカウンセリングも受け続け、学校生活も落ち着いて友人もでき始めると、少しずつ状況が好転して気持ちも落ち着いてきました。

とは言っても勝手に服用を止めることもできないのでカウンセラーと調子を見ながら、服用して1年弱くらいで服用量を減らして、やめる方向へと進めて行きました。そこからは、少しずつ服用量を減らして、様子を見てを繰り返しました。服用から2年半程で、プロザックの使用を終了しました。

調子が良い時も、自己判断で服用を辞めたり、服用する量を減らしたりしなかったせいか、特に大きな副作用もなく止めることができました。

服用から数年経ちますが、未だに周りの景色がパッと明るくなった瞬間は忘れることができません。

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