まさか、自分が抗うつ薬を飲むことになるなんて夢にも思っていませんでした。
私は全般性不安障害と自律神経失調症のためミルタザピンを処方されました。
二人目育児から慢性的な睡眠不足が1年近く続いており、特に夜は一晩に5〜7回も起きる子でした。母は強しと考え、1人目もなんとかやってこれたのだからと体が出す不調(息が吸いづらい感じ、指先の痺れ、喉の詰まり感)を不安になりながらも軽視していたのだと思います。
そして、育休が明け仕事に復帰しても子供は夜おっぱいを欲しがり何度も目を覚ますことが続き、私は眠れなくなっていくのでした。
仕事も人手が少ない環境の中で、社員同士の喧嘩で2名の方が仕事を退職することになったりして、ただでさえ不眠で不安定な私に環境の変化というとどめを刺された出来事でした。
不眠が進み手が痺れて途中で覚醒を繰り返すようになり、悪夢にうなされ不安になるようになりました。すると、首のリンパ腺が腫れたり引いたり、胸部が痛くなったり、ついには原因不明の筋肉痛に襲われました。やる気はなく起きているのも体が重くままならなくなり、動悸と緊張で頭がおかしくなり始めました。
もう限界で、主治医に頼んで心療内科を紹介してもらいました。この頃から脅迫されるように、私は死ななければならないと常に頭を駆け巡っていました。
心療内科を受診すると漢方薬と睡眠薬を処方されました。診断は全般性不安障害と自律神経失調症でした。もともと、医療業界で仕事をしていたため睡眠薬や安定剤、ましてや抗うつ薬にはとても抵抗があったのですが、そこで出されたお薬がミルタザピンでした。
先発名はリフレックス。薬には詳しい方でしたがこのお薬は知りませんでした。安定剤かと思っていたのですが、帰ってからよく読んでみると抗うつ薬でした。
寝る前に半分飲むようにとの事で、飲むととにかく眠気が強烈で次の日も午前中は眠くて何もできませんでした。一週間くらい飲み続けるとだんだん不安な気持ちや動悸などの体の不調は無くなりました。副作用としては、少しろれつが回らないのと眠気が強いくらいで、胃腸障害などは起こらずに済んで良かったです。
今は、ミルタザピンは卒業して安定剤と漢方薬と睡眠薬でベンゾジアゼピン系のお薬の減薬をしているところまで来ました。仕事も失ってしまったけれど、抗うつ薬と付き合いながら回復し、また少しずつ再開できる日を希望にしています。