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抗うつ薬の体験談【パキシル・デパス】

今から15年ほど前にパニック障害になりました。当時はパニック障害というのも今ほど浸透しておらず、最初の病院では「少し体調が悪かったのかもね」「疲れがたまっていたのかもしれないからよく寝るように」という流れで普通の胃薬を処方されました(吐き気もあったため)。

その後、予期不安が増え生活に支障が出始めたため、近所の精神神経科に通院しました。そこで処方されたのがパキシルというお薬で、10mg1錠を毎晩寝る前に飲みました。特に効いているという実感はなく、その時は毎週の診察での精神科の先生との話や、頓服のデパスという薬のほうが安心材料となっていた気がします。

精神科に通うことや安定剤を飲むことに最初は抵抗がありましたが、だんだんと慣れていき親しい友人などに打ち明けることで少し気持ちが楽になりました。

パキシルを3年ほど飲んだ頃、引っ越しを機に大学病院の精神科に通うことにしました。

そこではじめて、10mgではほとんど効いていない可能性があると言われ30mgに量が増えました。パキシルという薬は最大で40mgまで調整できるようで、はじめにガツンと効かせてから徐々に減らしていくお薬のようです。

30mgに増やして3日目位にすぐ効果を感じました。今までの不安感や慢性的な疲労を感じていない事、朝気持ちよい目覚めである事にびっくりしました。パニック障害になる前のようなクリアな状態になり、もっと早くこの先生に出会いたかったなと思いました。

長く不安感が続いていたので、パニック発作も予期不安も癖のようになっていましたが、なるべくその回数は少ない方がトラウマにならずにすむと思います。適度に症状を押さえるために薬を飲むことで行動範囲が広がり、外出できるようになった自分に自信を取り戻せるようになりました。

そうやって行動範囲を広げながら、一旦30mgに増やした薬を徐々に減らしていくことになりましたが、2年ほどかけて最終的に飲まないところにもっていくまでとても大変でした。

パキシルは人によっては断薬症状がでるとの事で、耳なりや頭のなかでシャンシャンなっているような感覚がずっとありました。うつの症状もそうですが、目に見えない辛さはなかなか理解してもらえないので、とても孤独に感じました。それでも頑張れたのは、不妊治療を始めたかったからかもしれません。

今はパニック障害の人の話もよく聞きますが、頓服だけで乗りきる人、漢方薬で体質改善をしながら長期的に自分の体と向き合う人、色々です。

私はパキシルを飲んでいた期間は10年近くあり、やめる時の苦労もしっかり覚えていますが、飲んでいる事で日常の生活が送れていたのは確かなので、もしまた大きくメンタルに支障が出たら早めに処方してもらおうと思います。