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抗うつ薬の体験談【レクサプロ】

わたしは双極性障害(いわゆる躁鬱病)に加えPMDD(月経前不快気分障害)に悩まされ、生理前は特に気分が落ち込み生活がままならないこともありました。それまで双極性障害を中心に治療していましたが、どうしても月経前の落ち込みが治らず、主治医に相談すると頓服でレクサプロ半錠を処方してくれました。


なぜ半錠かというと双極性障害の患者にレクサプロのような抗うつ剤を処方すると、躁転のおそれがあるので基本的に使わないのです。双極性障害という病気は初診ですぐ見つかる方が少ないので、しばしば「うつ病」と誤診されます。そこで抗うつ剤を渡されて、余計に悪化する例も少なくはありません。ですので主治医もレクサプロは慎重に処方しているようです。

処方量はPMDDが始まる生理前7日間と生理後3日間、あわせて10日間分です。量についてはわたしの症状と照らし合わせて主治医と一緒に決めました。ただ、双極性障害患者のコミュニティでは抗うつ剤は躁転するという情報が浸透しており、半錠とはいえ少し怖くてピルなどの他の緩和方法も調べてたりしました。

しかしピルに関してはPMS(月経前症候群)の情報が多く、PMDDへの効果はあまりわかりませんでした。レクサプロの使用感ですが、現在は躁転することもなくPMDDの症状が緩和されていると思います。ただ、これを飲んだからと言って快適に過ごせるわけではないですし、半錠じゃ足りないのでは?と思ってしまうこともあります。自分の中では飲んだ方がよいという評価です。

プロではないので正しいのか分かりませんが、もしかしたらヤーズフレックスなど最近話題の低容量ピルとの併用が必要なのかもしれません。ただ、わたしは双極性障害を持っているから少ししか服用できないという点がありますので、レクサプロ自体はうつ病患者、PMDD患者には効果が見込まれると思います。

例えると、日常的にのしかかってる重い石が徐々に軽くなっていく感覚があります。これは人それぞれですが、半錠ですと精神薬によくあるぼーっとしすぎるという欠点を感じないのは助かります。無理矢理思考停止させられてるという感覚はなく、自然に気分を上げてくれています。月経中は経血の不快さに加えホルモンバランスが崩れる時期です。そして症状の重さは人それぞれで、重い人が軽い人に合わせて我慢すべきものではないと思っています。

こういった抗うつ剤に抵抗のある人は多いですが、ひどい時は社会的な活動が危ぶまれるので、時と場合によってこのような薬に手助けしてもらってもいいと思います。


レクサプロジェネリック10mg

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