もう20年程前、17歳でうつ病を発症してしまい、それから治るのには15年近くの歳月を要しました。その間、SSRIやSNRIと進化を遂げる抗うつ薬をいろいろ試しました。
①ドグマチール
最初に出されたお薬ですが、全く効果はありませんでした。元々は胃薬で、「太る」という副作用が有名でしたが全く太りませんでした。何のために出されたお薬だったのか正直わからないところが多いです。
うつ病の友人は数人おりますが、この薬が効いたという話は聞いたことがありません。
ドグマチール(スルピリド)についてドグマチールは、フランスのDelagrange社のSESIF研究所(現サノフィ)において研究開発された、benzamide系といわれるお薬です。本剤は、精神・情動安定剤としての適応を有しており、[…]
②アモキサン
なんとなく気分が楽になったお薬です。
副作用で口が乾いたのも最初だけで慣れました。
③トリプタノール
処方されましたがなんの印象も残っていないお薬です。
④デプロメール
飲んで即、強烈な吐き気に襲われました。
医師に連絡すると飲まなくていいとのことだったので、その1回飲んだきりです。
⑤パキシル・パキシルCR
希死念慮がすぐに消えました。
ただ男性性機能不全になったため、希死念慮が消えた段階で服用をやめました。
男性機能不全の副作用さえなければとても良いお薬です。
断薬困難ですが、パキシルCRを服用することで断薬が比較的楽になりました。
パキシルについて脳内の神経伝達をつかさどるセロトニンの働きを強めることにより、抗うつ作用や抗不安作用を示し、憂うつな気持ち、突然の激しい不安、強迫観念、人前での過度な緊張などの症状を改善します。通常、うつ病・うつ状態、パニック障[…]
⑥リフレックス
うつに対する効果ではなく、睡眠改善目的で医師に処方してもらいました。
飲んで30分もするとフラフラして、睡眠薬として指定してもいいのではないか、そう思える程効果のあるお薬です。睡眠が不安定になった時のために、現在でも医師に処方してもらっているお薬です。
友人に勧めたところ、最初はよく眠れていたが、耐性がついてまた眠れなくなったと言っていました。私の場合、眠れないときの頓服薬感覚で飲んでいるので、とても効果があります。
処方された当時は新薬でジェネリックもありませんでしたが、現在はジェネリックもあり重宝しています。
ただ「平均8キロ太る」と噂されているのは本当で、私の場合10キロ近く太りました。
女性の場合は気を付けたほうがいいかもしれません。特に元々肥満気味の女性で、それがコンプレックスである方には絶対にオススメできません。
欠点をあげるとすれば、私は「アカシジア」が出やすい体質のため、たまに息が苦しいのに眠い、という辛い状態になります。
⑦サインバルタ
最低の薬です。うつが治っても断薬困難です。
現在でも仕方なく服用していますが、「離脱症状」がひどく、いわゆる「シャンピリ」が起こります。医師と相談して1日おきに服用していて、次の段階は2日おき、と最初言われましたが、おそらく無理です。
めまいがひどくて正直歩けなくなります。
階段なんて登れません。
元うつ病の私の友人に「断薬するのにひどい苦労をした。」と言われ断薬するのを諦めました。
サインバルタについてサインバルタはSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)に分類される抗うつ薬です。成分として、1カプセル中にデュロキセチンを30mg含みます。サインバルタは効果は高く副作用が少ないのがメリットで[…]