わたしが抗うつ薬を使用していたのは、1年前までです。それまで、あまり強いものは使ったことがありませんが、様々な薬を使いました。ジプレキサという薬を使った時は、足がムズムズするという副作用と眠くなり、ぼーっとするという副作用がすごくて大変でした。
また、エビリファイというよく使われている薬を服用した時も、最初は良かったのですが、足のムズムズがひどく、常に動き回っていたい衝動にかられて、映画を2時間観るのがとても苦痛で、日常生活に支障をきたすほどでした…。この薬が合う人は多いようで、他の患者さんに聞いても自分に合っているという人が多く、人によって合う合わないがあるのがこういった薬の特徴なのかもしれないと感じました。他の患者さんの中には、飲み忘れ防止のために、おしりに注射を1ヶ月に一度打つことにしている人もいて、そういう薬の取り方もあるのか!と驚きました。
そのあと、一番長く服用することになったのが、ロナセンという薬でした。この薬が一番今までの中でわたしに合っていたようで、副作用もなく、2年近く服用していました。また、不眠症の症状もあったので、睡眠導入剤も長く服用していました。
今まで試した睡眠薬の中には全く効かないものもあり、眠れない日々が続いたこともありますが、合うものを見つけてからは、それを飲めば、基本的には寝られるようになり、精神も安定したので良かったです。やはり、症状が悪化する原因として、寝不足で思考力が落ちて、マイナス思考になるということが1番だったので、できるだけ避けて、寝不足は防げるなら防いだ方がいいと思いました。
私が服薬を完全にやめたのは、一年前のことです。妊娠を希望していたので、やめると決意し、半年ほどかけてだんだんと減薬していきました。途中で、症状が悪化してしまったらどうしよう、また悪くなったらどうしよう、と悩むこともありましたが、ドクターのカウンセリングがなによりもわたしの治療に役立ちました。最初から飲んでいる量は多くはなかったのですが、0.5mgずつゆっくりと減らしていく中で、わたしは薬に頼らなくても生きていけるかもしれない!という希望を持って減薬を頑張りました。
そして、ようやく1年前に全ての薬をやめることができました。これは、わたしにとってとても大きなことで、自分の自信になりました。今では、普通に夜になると眠気が来て、よく眠ることができます。何かあると、不安にもなりますが、一般人もみんな悩みや不安は抱えているものだ、と思ってあまり深刻に考えないようにしています。