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うつ病の体験談【うつ病の自覚症状が分かり休職し復活するまで】

激務にも気合で耐えるという姿勢で仕事をこなしてきました。

それなりの評価も受けており、若くして部長を任せられました。

しかし背伸びをしすぎたのかそもそもマネジメントの仕方をよく分かってなく、結果部下を3名退職させてしまったことがきっかけでした。

初めは頭が重い、頭が働かない、夜寝付けない、眠いのに寝れないなどの症状がありました。

でもそれは仕事のし過ぎでただ頭がつかれている、また、覚醒しているだけと思いこんでおり、3か月ほど我慢して業務を続けていました。

しかし1ヶ月後には月曜日の朝は会社に行きたくない、起きれない、このまま死んでも良いので布団にいたいと思うようになり、月曜日の朝は会社を休みがちになりました。

今まで精力的に働いており、有休も殆ど取らなかった私をしっている上司が真っ先に気づき、休職という形になりました。

これが1回目の休職です。

1ヶ月ほど自宅療養をしましたが、仕事から離れている、社会から離れているという不安から病状が悪化の一途をたどり、少しでも早く復帰したいと思うようになりました。

無理して処方される薬の量を減らし、主治医に診断書を書いてもらい、復帰することになりました。

しかし、その後私が率いていた部署は解体されており、それがきっかけでその会社を辞めることにしました。

そして、有名な外資系企業を思い切って受けたところ採用が決まり転職することになりました。

給料は3倍に増えましたが、激務で、直ぐにうつ状態に戻ってしまいました。

また月曜日に会社に行きたくなくなり休むを繰り返し、結果また転職をすることになりました。

転職先もそれなりに良い会社で給料も高かったですが、今度は自分の将来に期待を持ちすぎてまた頑張りすぎ、3年後にまたうつ状態になってしまい、3ヶ月の休職。

ここでやっと自分の精神の限界を知り、3ヶ月仕事を忘れ療養する覚悟ができました。

しかし、一向に病状はよくならず、精神科に行くたびに薬の量が増え、最終的に抗うつ剤や睡眠導入剤を毎日10錠程飲むという生活を3ヶ月間しました。

会社の産業医が選んだ病院でしたが、余りにも薬が増え続けるので思い切ってセカンドオピニオンとして、別の病院へ相談すると、直ぐに薬をやめるように指示がありました。

また同時に病院を変えることにしました。

その後、順調に薬は減り、徐々に寝れるようにもなり、直ぐに会社に復帰することができたのです。

自分の限界をやっと知ることができ、やっと自分のペースを考える勇気、無理をしない勇気を知り、その後4年たちますがうつ状態の再発は今のところ起こってません。

しかし、薬は引き続き飲み続けており、最近になりやっと睡眠導入剤を飲まずに寝れるようになってきました。