うつ病・抗うつ薬の体験談を500件以上公開しています

うつ病の体験談【私の頭にハゲが出来た理由】

気がついたのは中学3年生でした。
私の席の周りに髪の毛が沢山散らばっていたのです。

自分で髪の毛を抜いていました。しかも全て同じ部位。

その部分には髪の毛がなく、いわゆる10円ハゲ。

思春期の私は勿論誰にも相談は出来ませんでした。

流石にこれ以上抜くのは不味い。そう感じた私は抜くのを辞めましたが、次は眉毛を抜いていました。

なぜ私がこんなことをし始めてしまったのかと言うと、原因は家族にあったと思います。

私は山に囲まれた場所で生まれ育ちました。家族は父、母、私、弟の4人。少し山を下りた所に祖母が住んでいました。

私の父親は、言い方は悪いですが自分の理想を子どもに押し付け、それが叶わないと分かると夜お酒を飲み、物を壊し、やがて母親に暴力を振るいました。

そして雨だろうが、雪だろうが私と弟を無理やり叩き起し荷物をまとめさせ3人を家から追い出しました。

携帯電話は父親に取り上げられどこにも連絡出来ません。

何度も何度も人気のないバス停で1夜を過ごし、挙句の果てに祖母の家でお世話になることが多々ありました。

こんな家庭で育ったことで、昔からお父さんなんか大嫌いです。

大学を機に実家を出て、今は家族とは疎遠状態です。

大学生の頃、私の何かが気に入らなかったのだと思います。

夜お酒を飲んだ状態の父親から電話がかかってきました。

最初の頃は出ていましたが、呂律が回っておらず何を言っているか分からない状態でした。ただ、ひたすら怒鳴っていました。

それが怖くて電話に出られなくなると何十回と留守電がスマートフォンに入っていました。

無言の物、てめぇ!ふざけんな!!と脅迫の様な伝言が入っているもの、とても恐ろしかったです。

その頃も前髪の辺りにハゲを作ってしまいました。

ハゲの写真を父親に送りやめて欲しい旨を伝えても、だからなんだ?としか返信が来ませんでした。

そこから過呼吸が発症しました。

とある夏の日、深夜にインターホンがなりました。

父親でした。

私はチェーンをしていた為父親は部屋まで入って来れませんでしたが外で大暴れをしていました。

身の危険を感じ警察に連絡しました。

事情聴取で今までの経緯を全て話すも、証拠が無いためお父さんは逮捕できないと言われました。

それからです。寝られない、食べられないという状況が続くようになりました。

大学の授業が始まっても何も話が理解出来ず、趣味も興味が持てなくなりました。

毎日毎日暗闇の中にいるような感覚でまたいつあの恐怖が襲い掛かるか不安で、不安で、ハゲも一回り二回りと大きくなっていました。

専門医の診断は受けていませんが、あれは鬱でした。

結局、大学は中退。すぐに引越しをしました。

それから4年、なんとか社会人として自立することが出来ました。

未だにふとした事で過呼吸になることもありますが、あの時経験した暗闇の中にいる感覚はもう無くなりました。

時間が解決したのだと思います。

過呼吸が解決するのはもう少し時間がかかるのかと思いますが、少しずつ、少しずつ無くして行けたらと思っています。