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うつ病の体験談【絶対うつ病にならないと思っていた私が新卒で働いて半年後にうつ病と診断された話】

私は、新卒で入社した会社を半年でうつ病と診断され退職しました。 もともと元気だけなのが取り柄で明るく、何事も卒なくこなすタイプと言われ、両親や大学の先生、周りの友人からも営業職に向いているといわれ満を辞して、営業職として入社しました。

するとそこで待っていたのは、果てしない残業地獄に加え、パワハラやモラハラ、飛び込み営業でした。 もちろんある程度の覚悟はしていたのですが、人間関係もうまくいかず上司から叱責、詰め詰めの日々、同じ課の先輩もあまりの忙しさに私を構う暇などありません。

なにをしても怒られる、どう動いても指摘される、おまけに先輩から仕事が降り続けてくる。最初はどんな叱責や要求にも耐え、笑顔でこなしていたのですが、そんな日々を続けるうちにあってないような休憩時間の度に転職サイトへの登録が増えていくばかりでした。

だんだん笑顔も作れなくなってきて、眠いのに寝られず、顔色が果てしなく悪く、仕事に向かう電車の中で泣いてばかり、という日々になり、体重も6キロほど落ちました。

もう自分の力ではどうしようもできないと思い、自分自身が飛び込み自殺をしてしまうのが怖くて、新幹線が通る時間には改札にいかないようにするくらいでした。

なんど上司に辞めたいといっても止められ、私は限界を感じ、心身の異常も感じ初めたので心療内科を受診しました。 そこで診断されたのがうつ病でした。

自分自身がうつ病になるとは思わず、私自身が一番びっくりしていたような気がします。 社会福祉士の方と先生に自分の話をしたときは涙が止まらず会話もままならない状態でした。 一人ではなにもすることができず、横になることしかできませんでした。

先生からの、人の頑張るエネルギーのギリギリの状態を保ちながら全力疾走しているようなものだよ、と言われたのが今にも忘れられません。そのまま療養が必要という診断書をもらい会社を休職しました。

会社から離れたにも関わらず、1ヶ月ほどはベッドから起き上がれず、泣いてばかりの日々が続きました。

真面目な人こそうつ病になりやすい、ということをすごく実感しました。 わたしは周りの人がちゃんとしていることを自分ができていないことに耐えられない、ということをひどく痛感して、今度はやすんでいることそのものに、罪悪感を感じるようになりました。

そのことを先生に伝えると、今のあなたの仕事は休むこと、と言われ、薬を飲み、できるだけ眠り、休むことに徹しました。 するとだんだん生きる活力が湧いていて今では無事社会復帰を果たしています。 これがわたしのうつ病体験です。