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抗うつ薬の体験談【デパス・パキシル・サインバルタ】

30台前半の私ですが、パニック障害とうつ病の診断により、もう10年間ほど抗うつ剤を服用しています。現時点では、デパス・パキシル・サインバルタを服用していますが、身体に合った薬に出会うまでにはなかなか大変な時期もありました。


過去に服用した薬では、飲んで数時間後に身体中に虫が沸いてくるような気持ち悪さに襲われたものもありますし、その他の薬でも、足元が終始ぞわぞわした感覚になってしまう種類もありました。

今服用している薬に出会ってからは、基本的には落ち着いてはいるのですが、一時期の薬からの気持ち悪くなってしまう不安から、飲むのを自分勝手な判断でやめてしまい、大変なことになった経緯もあります。医者の判断の下に徐々に減らしていく“減薬”ならば、まだよかったのでしょうが、私の薬に対する不安や不信感は、急に薬に飲まずに絶ってしまう事になりました。

すると、薬を飲まなくなり2日間程は何もなく過ごせていたのですが、3日目になるにつれて、“吐き気”“めまい”“急に立てなくなる”“気持ちの不安定”などが如実に出てきてしまいました。実家住まいの私は、家族に異変を感じ取ってもらえたため、すぐに病院へと向かい、再度薬の服用を開始する事になりました。

自分での勝手な薬の判断で、身体を壊しかねない事を身をもって感じました。

パニック障害やうつ病の厄介なところは、発作として“負”の要素が表に顔を出すまでは、そこまで症状がわかりにくいということではないでしょうか。私自身、他人が周りにいると話す事を頑張ってしまい、場を盛り上げなければ!と変な使命感にかられ、帰宅すると同時にほぼ膝から崩れ落ちるかのように倒れてしまいます。

なんとか薬を手にして飲むと、だいたい数時間後には起き上がって行動することができるのです。もしかしたら帰宅前の段階で、変な使命感に刈られている段階で薬を服用すれば、自分のしんどさは軽減されるのかもしれません。ですが友人の前で薬を出したくなかったり、場の雰囲気を乱したくないと、薬を飲むタイミングが変になってしまいます。

パニック障害もうつ病も、他の精神的な心の病は、薬で治る病気ではないですし、その事は理解出来ています。自分の気持ちを立て直し、ゆっくり寛解状態にまで持っていくための薬なのだと服用を続けていますが、長い期間飲み続けていると、『私は生きたくて生きているのか、無理に薬で生かされているのか』と、悩んでしまう日々です。

薬がないと不安定になり、でも薬飲み続けたいわけではない、自分は自分の身体をどうしていきたいのか、薬とのつきあい方にはまだ10年経っても悩んでしまいます。


サインバルタ30mg

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