学生の時に受験の影響で、夜眠れない、体が重い、緊張で動悸・吐き気・口が渇く、などの症状がでてきました。
内科、消化器内科、循環器内科、などで体を隅々まで調べましたが、原因はわからず、最終的に精神科にたどり着き、診断名は「うつ病・社交不安症」でした。
最初はドグマチールなどの軽い薬を飲んでいましたが、早く治りたいという焦りから徐々に、強い薬を飲んで早く治したいと思うようになり、強い薬を出してくれる精神科を探しました。
病院を何件も回り、ある精神科で、「大丈夫ですよ。あと2か月もすれば症状も落ち着くでしょう。」と言う医者がいたので、そこにかかることにしました。
その医者によって、順調(?)に薬は増やされ、最初は、「体調が良くなっていっている!」と思い、すごく嬉しかったのですが、すぐにまた体調が悪くなりました。
そのことを医者に言っても、「じゃあ、薬だしておきますね。」と言うだけで、その他のことは何も言ってくれません。
私は、なんで何も言ってくれないんだろう。でも薬出してくれるからいいか。それに、2か月で症状も落ち着くと言ってたし。と、特に深く考えていませんでしたが、2か月経っても全然症状が治まりません。
「大丈夫です。あと、3か月もすれば、治りますよ。薬だしておきますね。」その医者は言いました。しかし、1年経っても症状は全然収まりません。
私が1日に飲む薬は、ノリトレン150mgとエビリファイ12mgと1日の上限に達していました。(その他にも、睡眠薬・頓服の吐き気止めの薬などを飲んでいました。)
1年を過ぎてその医者に対する不信感が出てきたころ、医者の態度が豹変しました。
「あなたには病気を治そうという姿勢が見られない。大体、あなたはもっと他のことにも目を向けるべきだ。」など、高圧的な姿勢を見せるようになりました。
まるで私がすべて悪いかのような口調にはとても悲しくなりました。
これを機に、病院を変え、最終的に今は大学病院に通っています。大学病院ではまず最初に薬を減らされて、なんと、今まで悪かった私の体調が、徐々に良くなっていったのです。今では、日常生活は何とか送れるくらいまでには、体調は回復しました。
これから精神科の薬を飲む人に気を付けてほしいのは、絶対に焦らないこと(治るには年単位の時間が必要です)と、薬の飲みすぎは逆効果だということです。
精神科の薬は無くてはならないものですが、あくまできっかけにすぎません。適切な量の精神薬を飲み、適切なカウンセリングを受けることが治ることへの近道です。
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