一番最初の不調は、夜眠れないことでした。
社会人になり環境が変わったからとも思いましたが、その後、電車や狭い空間で動悸や吐き気、不安になる症状があまりに続くので心療内科を受診しました。
そこで出された薬がパキシルでした。詳しい説明を受けずにもらってきてしまい、「眠れないとき」「不調が出たとき」にだけのめばよいと思い込んでいました。
たまにパキシルをのんで、手持ちがなくなると病院に薬をもらいに行く、というサイクルを繰り返していたら、先生から間隔が空きすぎていないか?と言われ、初めて思い違いに気づきました。
それからは日々服用するようになりましたが、ネットでパキシルについて調べてみると「太りやすい」「副作用が強い」などネガティブなキーワードが沢山あることを見つけてしまいました。
そのとき既に1日30mgを服用していたので、一刻も早く辞めたい!という思いが強くなりました。
病院で相談して、減量に挑戦しましたが、服用量を変えるたびに眩暈や耳鳴りなどの症状が発現しました。それもネットで調べると「シャンビリ」というパキシルによく見られる症状とのことでした。
減量してみては、この症状に悩まされて結局もとの量に戻してしまうという状態のまま、すでにパキシルを服用してから10年以上経過しています。
最近ではパキシルの徐放錠が販売され、効果がなだらかになるように工夫されているので、先生にお願いして、そちらに変更してもらいました。
徐放錠にしてからは減薬しても、パキシル錠のときほどの副作用は出ないように感じます。
減量のタイミングも、体調が比較的安定していて仕事も落ち着いている時期を見計らって、またゴールデンウィークや年末年始などの長期休暇を利用したりしています。
先生と相談して万が一シャンビリのような症状が出たら、減量した規格のものをもう1錠のんで様子をみるなど対策も立ててからチャレンジしています。
正直、気軽に飲み始めた薬がこんなにやめにくい薬だとは思いませんでした。まだ大元の不安などの症状が消えないので、もっと新しい薬に切り替えたいとは思いますが、まずはパキシルから離れることを目標にしたいです。