私は三環系や四環系の抗うつ薬を中心に、かなり多くの種類の抗うつ薬を飲んできました。
ですが効果を発揮した抗うつ薬は無く、便秘、眠気、倦怠感、イライラといった副作用ばかりに悩まされてきました。
私が気分障害(双極性障害)を発症してから6年後、ようやくSNRIのトレドミンが処方されました。それが2005年なのですが、その頃の抗うつ薬のファーストチョイスはSSRIのパキシルでした。
トレドミンが処方されるのも珍しくない時代になっていたのに、ずっと旧来の三環系や四環系ばかりが処方されて、苦しんでいたのです。
さて、トレドミンを飲んだらほんの3日で元気を取り戻し、私は再就職をすることもできました。
さすがにトレドミンで元気になったとは言え、長いブランクや仕事のストレスは強力で、ほどなく体調を崩して退職しました。
ですが私の抑鬱状態を楽にする抗うつ薬は、トレドミンただ1つとなったのです。
ただトレドミンの難点は、ごく少ない量でも強く作用してしまうこと、長期連用すると効果が薄れてくること、そして躁転化の可能性が上がることです。それでも私はトレドミンを有難く思います。
その後は抑鬱状態がきつくなると、トレドミンがファーストチョイスで処方されます。
レメロンも効果があることがわかったのですが、レメロンはあくまでトレドミンの補助という扱いです。