私はうつ病と診断されてから現在までの約8年間、数々の抗うつ薬を処方、服用してきました。
今まで服用してきたものは、主にパキシル、ジェイゾロフト、アモキサン、デプロメール、リフレックス、サインバルタ、エビリファイ、トリプタノール、プロチアデン等と、古い種類の薬から新しめの薬まで様々なものを試してきました。
しかし、身体に合わず副作用が強いもの、特に体重増加や口の渇き、便秘や下痢などで、自分に合わなかった薬はたくさんありました。
抗うつ薬は、服用し始めてすぐに効果を実感できることは少なく、効果が出るまで2週間~1か月ほどはかかります。
初めは少量から服用して様子を見ながら徐々に抗うつ薬の量を増やしていきます。
副作用が酷い場合または全く効果が期待できない場合は、その薬を徐々に減らしていき、新しい薬を少量から服用し増やしていくという繰り返しになります。
こんな状態が続いた時は、絶望感で不安になり、睡眠自体も昼夜逆転してしまったり、また不安障害、強迫性障害、パニック障害、自傷行為を行ったりと、うつの波が激しく揺れることもありました。
ストレスにも極端に弱くなり、少しの運動でも疲れるのが早く感じ、気分が沈んだりします。
主治医と相談し、抗うつ薬を約2~3年ほどかけて、いろいろ試し続け、結果現在はプロチアデンや睡眠導入剤で落ち着いています。
抗うつ薬は、セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンなどの脳内で作られる物質を増やすことで脳内のバランスを整える効果があります。
意欲の低下・不安感の増加・落ち込み・焦燥感など、うつ病のつらい症状をやわらげていってくれます。
しかし、いいことばかりではなく、逆に副作用などのマイナス面も多く存在します。主な副作用としては、嘔吐、下痢、不眠、動悸、便秘、体重増加、性機能障害などです。
最近の新しい抗うつ薬は、古い種類のものに比べて副作用は軽減されていますが、それでも何らかの副作用がでることがあります。
抗うつ薬は基本的に長期間服用し続けることが多いです。効果が感じられず、焦燥感が出てしまうこともあります。そういう時や副作用が酷いときは、主治医としっかり相談をしていき、焦らずにじっくりと自分のあった抗うつ薬を探していくのがベストな方法です。