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抗うつ薬の体験談【メイラックス】

産後に「うつ病」となり、心療内科で「メイラックス」という抗うつ薬を飲みました。
私のうつ病の症状は、身体的なものでは倦怠感や微熱、のぼせやフワフワとした浮遊感のあるめまい、下痢などの症状でした。
その中でも特に強く出ていたのが「めまい」で、買い物しているときにも揺れているような感覚がするので時には吐き気がしてきます。


お友達と食事に行っても、相手の顔を見つめているうちに目が回ってしまうこともありました。車でお店まできていたので、帰りに友達に運転をお願いする羽目になりました。おうちの中にいるときよりも、外出先で症状を感じることが多かったです。
反対に、心の症状に多かったのがイライラと落ち込み、不安感などで、夫に対してどうでもよいことでイライラすることが増えて喧嘩が増えました。

自分でも「どうしてしまったのだろう」というほどに怒りがわいてくるから不思議です。
メイラックスは一日一錠の処方でしたので、朝食のあとで服用していたのですが、毎日飲んでいると様々な副作用を感じるようになりました。

まず、最初に感じたのが「元気になりすぎてしまう」ことです。飲んでしばらくすると体の内側からパワーがみなぎってくるので、どこかに出かけたいう気持ちが高まってきます。当時は、街中に住んでいたこともあり、自転車で往復一時間以上かけてスーパーに毎日出かけていました。薬が効いている間は何も感じないのですが、夜になると昼間に行動しすぎたせいですごく疲れてしまい、夫に料理を作るのもおっくうになってきます。さらには、元気がよすぎて夫に無駄に絡んでウザがられることもありました。

躁状態のあとのうつ状態がひどくて、夫からは「薬を控えた方がよいのではないか?」といわれてしまうほどに、気分のアップダウンが激しかったようです。自分でもそうした症状を実感していたこともあり、薬の服用回数を減らすことにしました。

しかし、毎日飲んでいた薬を減らしてしまうと、離脱症状からか体がとてもだるく感じてベッドから起き上がることがつらくなります。規定量を飲むと躁鬱状態が激しく出るし、飲まないとやる気が出ないというのを繰り返しているうちに、自分でもどうしたらよいのかわからなくなりました。

そんな私に父が「会社の人がうつ病を直すために毎日、ウォーキングをしていた」という話をしてくれたのです。「薬だけではどうにもならない」と思い、私も朝起きてすぐに一時間ほど、アパートの近所をウォーキングすることにしました。はじめのうちはふらふらして気持ち悪くなることもあったのですが、継続していくうちにどんどん体力がついてきて平気になりました。

外の空気を吸いながら歩き回ると気持ち的にもすっきりをしてきて、薬の数を減らしても気分が安定していることに気が付いたのです。そこで、医師と相談のうえで「調子の悪い時だけ飲む」ということにして、うつ病からの離脱を測ることにしました。時間はかかりましたが、薬の服用をやめることができてよかったです。


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