うつ病・抗うつ薬の体験談を320件ほど公開しています(2020.7.25 現在)

抗うつ薬の体験談【ルジオミール】

処方された抗うつ薬は多岐にわたりました。副作用も薬によって様々で、記憶障害が起こるものからふらつきなど、生活上不便なものが多かったです。

そうやって処方された抗うつ薬の中にルジオミールという薬がありました。主治医からは「抗うつ効果は弱いかもしれないけど、副作用も軽いから」と言われました。正直、「効いている!」と思ったことはない薬でした。

しかしこのルジオミールには、後日とんでもない目に遭わされました。

ある晩服用したあと、冷蔵庫を閉じたまでは覚えています。目が覚めたとき、私は自室で担架に乗せられ、両脇にいた男性2人から「名前は言えますか?名前を言って下さい!」と繰り返し聞かれていました。

私は見知らぬ男性2人が急に現れたことに心底恐怖しましたが、家族は黙ったままその男性2人とともに救急車に乗り込みました。

そのまま救急病院に搬送され、医師の診察を受けた後、「もう大丈夫だから帰っていいですよ」と言われました。パジャマ姿で靴も履いていなかったので、病院の使い捨てスリッパをもらってタクシーで帰途に着きました。

何が何だかわからないままだったので家族に説明を求めました。私は冷蔵庫を閉じた途端気を失って倒れ、呼吸が止まり、顔がみるみる紫色になっていったそうです。

これは自分の手に負えないと判断した家族は救急車を呼び、救急隊員が駆けつけて私に呼びかけを行ったあたりで私の意識が戻ったとのことでした。

翌日精神科へ行って主治医に尋ねてみたところ、「ああ、ルジオミールだろう。顔が紫色になっていっただろう、ハッハッハー」と笑われてしまいました。

笑いごとでもなんでもない、ここは詫びたり心配したりするものだろうと思いましたが、最初にかかった精神科だったことなどから、怒って転院することはしませんでした。

病院や薬局では「アレルギー反応のある薬はありますか?」という質問票を書かされますが、今でも真っ先にルジオミールの名前を書いています。

医師に「副作用は軽い」と言われて安心していたので、救急車を呼ぶほどの事態になるとは夢にも思いませんでしたが、副作用と言うのは個人差が大きいものなのだなということを実感した出来事でした。忘れられない抗うつ薬の一つです。


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