5年前に鬱病を体験した私ですが、その2年後の話になります。
体力低下と頭がボーっとする感覚が抜けない状態を改善するべく、仕事の前にランニング、仕事が終わったら筋トレをしていました。体力と精神力の限界を超えていたと思います。
発症したのは職場で、それは突然やってきました。 体験した事のない息苦しさ、心臓が飛び出してしまうのでは無いかと思うくらいの動悸、鳩尾の痛み。死んでしまうのではないかとさえ思いました。
会社の上司に連れられて病院へ行きました。検査をしても異常が見当たりませんでした。そんなはずは無いと思いましたが「疲れが溜まっているんでしょう」の一言でした。 不安は取り除かれる事なく、その後立て続けに動悸と胸の痛み、全く食事が取れず体重は減るばかりでした。
自分の体調が病院の先生に伝わらないため、ドクターショッピングを繰り返しました。 心臓の病気に違いないと繰り返し検査を要望する一方で、その頃の症状に喉や食道の違和感、睡眠障害も発症していました。
そしてある先生からの紹介で心療内科を受診しました。 結果パニック障害との診断でした。診断結果に納得できない気持ちがありつつもなんとか治してもらいたいと必死でした。処方していただいた薬は、エチゾラムと漢方薬の半夏厚朴湯。
エチゾラムを飲み始めた結果睡眠が即改善傾向に進みました。毎日睡眠後3時間したら目が覚め寝れない日が続いていたにもかかわらず、薬が効いてきた時は体の力が抜け深い湖の底に沈んでいく感じでした。
薬の使用に関しては就寝前に一錠、発作時に頓服。効果は抜群で即効性を実感出来ました。 作発生時の服用に関しては発作が終わった後に薬の効果が出てくる様な感じでした。また、薬を持つ事により心の安心感も得る事ができました。
半年程服用し睡眠前の服用も頓服に変更しました。私は減薬による副作用はほぼ感じる事なく卒業出来ました。
一点気付いた事ですが、お酒との組み合わせに関しては気をつけるべきだと思います。飲酒後に薬を服用した際、あまりにも薬が効きすぎ、翌朝起きる事が辛くなる事がありました。その後お酒は控えるようしました。これはあくまでも主観的な意見です。
半夏厚朴湯に関しては、長い服用を続ける事により咽頭の違和感が少しずつ改善していきました。その他にも体の症状に合わせて、色々な漢方薬があるみたいです。食前にぬるま湯にて服用を続けています。
薬から卒業する事が出来た後は、適度な運動に取り組み、体調と付き合っています。