抗うつ剤を数種類服用したことがあり、薬剤によって効果や副作用が全く違うと感じました。なお、薬剤の影響は個人差も大きいと思います。
【サインバルタ 】
1錠から開始し、2錠、3錠/日に増やしました。サインバルタ を服用すると胃もたれが強く、3錠はすぐに断念して2錠を継続服用しました。すぐに効くというよりはじんわりと効果が出てきたと思います。なんとなく不安感が減少し、食欲も段々回復しました。ただ、1日でも服用を忘れると強い離脱症状が出ました。私の場合は主に悪夢の症状でした。寝ようとすると、目は覚めていますが何かが襲ってくるような、黒くて見えない物が存在するような気がしてとても怖かったです。治療を終えるまでは、服薬を忘れてはいけない薬だと感じました。
知人でも、サインバルタ を服用している人は比較的多く、良く使われている薬だと思っています。効き目は人それぞれですが、全員共通していたことは離脱症状が強いことです。人によって症状は様々のようでした。
サインバルタについてサインバルタはSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)に分類される抗うつ薬です。成分として、1カプセル中にデュロキセチンを30mg含みます。サインバルタは効果は高く副作用が少ないのがメリットで[…]
【トラゾドン】
抗うつ作用はあまり強くないと言われている薬剤です。私は睡眠において中途覚醒(途中で目が覚めて、その後眠れない状態)が強かったため、これを改善するために服用しました。抗うつ作用は感じられませんでしたが、中途覚醒にはとてもよく効きました。服用した日は目覚めることがあってもすんなり再び眠ることができ、トラゼンタにより睡眠の質が劇的に改善しました。
【エビリファイ】
サインバルタ のみでは効果が不十分だったので、サインバルタ と併用して服用しました。貧乏ゆすりのような症状が出ることがあると言われましたが、私はそのような副作用は一切ありませんでした。1日半錠の服用でしたが、1週間弱で効果があらわれ始め、なんとなく調子が良くなりました。ただ、コントロールできていた中途覚醒が復活してしまい、服用を断念しました。エビリファイ服用により中途覚醒等睡眠障害が生じてしまう人もいるとの説明を受けました。
エビリファイ(アリピプラゾール)についてエビリファイ(アリピプラゾール)5mg は心の病気を治療するお薬です。日本でも承認・販売されている先発品として、多くの医療機関で処方されています。日本の製薬企業である大塚製薬によっ[…]
【ミルタザピン】
セロトニンとノルアドレナリンの作用を高める薬で、比較的短期間で効果が現れました。1週間弱で不安感が解消され、食欲が改善し、良く眠れるようになりました。一方で、朝、日中にかけてとにかく眠く、怠くなりました。動きたいのに眠くて重くて動けない日が続きました。また、食欲が戻りすぎて満腹中枢が崩壊したようにとにかく空腹感が続き、不思議な感覚でした。