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うつ病の体験談【私のうつ病体験談】

私は前職でSE兼プログラマを行っていました。

仕事のスタイルとして、契約を行ったお客様先で仕事をする現場常駐型だったので、職場環境はお客様に依存していました。

私が社会人歴2年目の時、厳しいと噂のお客様先で仕事をすることになりました。

実際働いてみると怒鳴られるのは当たり前、作業時間も平日は毎日終電ギリギリまで、休日出勤も平気でありました。

仕事が嫌すぎて毎日のように吐いていました。

半年くらいでお客様先のエレベータの中で意識を飛ばして倒れてしまいました。

すぐに上司が来て、お客様に掛け合いその日は早退になりました。

その足で私は脳外科に向かいましたが、異常はありませんでした。

異常がなかった旨を上司に電話したところ、””仕事はなんとかするから1週間休め””とのことでした。

いつもより全然早い帰宅を妙に思った家族が理由を聞いてきたので、その日起こったことを全て話しました。

私が話し終わってすぐに母から心療内科を勧められました。次の日、心療内科で現状を話すと様子見とのことでした。

しかし、仕事に戻る日が近づいてくるにつれて怖くなっていき、前日には一人部屋で震えていました。

当日私は職場に向かうため、とりあえず電車に乗りましたが、やはり怖くなって手前の駅で電車を降り、上司に休むことを電話で伝え、家に帰って部屋にこもりました。

結局それから何日も休み続けてしまいました。

私は少しでも楽になれる可能性があるのならとまた心療内科に向かいました。そこでうつ病を診断され、上司に連絡を入れて休職することになりました。

もうあそこに戻らなくていいんだと少しだけ気持ちは楽になったことを今も覚えています。

休職してすぐはただただぼーっと外を眺めて過ごしていましたが、数日経つと息を吸うのも辛くなってしまい、スマホでろくでもないことを調べる日が続きました。

うつ病を診断されて2週間くらい経って、私がこのような状態と聞きつけ、友人から””大丈夫?””とメッセージが届きました。

怖くてその日は返せませんでしたが、どんどん申し訳なくなってきて返信をしました。

そこから定期的に友人からメッセージが飛んでくるようになりました。私は自分に余裕があるときに返信をするようになりました。

メッセージの次は電話、その次は直接会って話す、それも慣れてきたら外出すると私のリハビリに付き合ってくれました。

その甲斐あって私は友人といるときはうつ病でいることを忘れられるようになりました。

数か月後、もう大丈夫だと私は会社に戻ることを決めました。

復帰初日、いろんな方が心配して声をかけてきてくれましたが、それが怖くなってしまい、ろくに話せないままその日は終わりました。

ですがそれに気づいた上司が気を遣っていつも通りに接してくれるようになったおかげで、普通に話せるまで回復しました。

今思えば、もっと早く上司に話していたらうつ病にならなくて済んだのではないかと思います。