うつ病・抗うつ薬の体験談を500件以上公開しています

抗うつ薬の体験談【ドグマチール】

仕事が激務になった頃、よく眠れず、ストレスで頭がズキズキ痛み、ひどい倦怠感や思考がネガティブ思考になりました。心身共に弱り切った時、近所の心療内科を訪れて「軽い鬱症状」と診断されドグマチールを処方されました。


ドグマチールは胃腸を整えるお薬にもなり、胃腸を整えることでドーパミンの量(ドーパミンはやる気や集中力のホルモン)を整え、また胃腸が整うことで緊張がとけて眠れるようになるとのこと。ドグマチールは安全性の高い薬で、SSRIのような精神安定剤とは違い多少飲み過ぎても基本は胃腸薬のため安全せいの高い薬になり、依存性のないため、安心して使用できるお薬になるかと思います。

私の場合は効果はすぐに現れて、朝おきるの辛く、身体が鉛のように重たかったのがドグマチールを使用するようになってから身体の重みは消えました。仕事でのプレッシャーで常に心身に緊張が走り、頭がズキズキと締め付けられるように痛くて、通勤中にめまいがするほどでしたが、そのような症状が随分と改善されました。

睡眠障害の問題はドグマチールだけでは改善されなかったので、その後マイスリー(睡眠導入剤)を処方されました。気分が沈んで何事も物事を悲観的に捉えてしまう思考がいつの間にか良くなっていたので、使用1ヶ月程度で心療内科に通うことがなくなったほどに改善しました。

ただ知り合いの発達障害を持つうつ病の方がドグマチールを使ったことがあるとの話をしていて、ドグマチールはあまり効果がなかったとの話も聞いたので、お薬の効果は人それぞれに違うように感じます。医師からは「うつ状態」と「うつ病」には大きな違いがあるようで、うつ病の人は脳が約20%萎縮した状態で、正常に脳内ホルモンの伝達ができていないという話をされてました。

軽いストレスからくる「鬱になる前のうつ状態」の場合には、ドグマチール(スリピルド)のような胃腸を整える薬で症状が軽くなるようです。胃腸は「第二の脳」と言われており、様々な精神疾患は胃腸の活動に大きく影響しています。そのため抗うつ薬の種類には直接脳内神経の伝達を整える強い薬と腸内を整えることで精神疾患を整える薬があるようです。

比較的、胃腸を整える薬の方が安全性が高いのですが、やはりどんな薬にも副作用があるので薬で心身の状態が整ってきたら、なるべくお薬に頼らず運動や食生活を整えることから精神状態の向上を目指すのが一番良い方法だと思います。


ドグマチール200mg(スルピリド)

ドグマチール200mg(スルピリド)