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抗うつ薬の体験談【パキシル】

体の不調や心の不調を感じたのは社会人になって2ヶ月ほどたった6月のことです。
仕事は朝は8時~夜は10時ごろまで。仕事を始めたばかりで一人暮らし中の私には仕事での拘束時間が長く、帰宅後に食事を準備したり朝は掃除や洗濯をするのが精一杯で遊びにでかけたり、心身ともに休まるときがなく辛いなぁと思ってました。

仕事でも社会人になったばかりで経験がないのは当たり前のことなのに、努力が足りないや勉強できても頭でっかちじゃ…と言われ続ける日々に疲れが出始め、何でもないときに涙が溢れて止まらないことが何度もあり、病院に行こうと決心しました。


病院にかかり診断としては軽度うつ。仕事やめた方がいいとも言われ、診断を上司に伝えたところ、「社会人になったばかりで疲れる時期。今すぐ辞めるのは時期尚早ではないか」と言われ、忙しい時期なのもあり仕方なしに続けることになりした。
ただ、毎日同じ悪夢をみたり過呼吸になったり涙が止まらない日々が続きます。
最初は精神安定剤のみの服用でしたが、パキシルを処方されることになりました。


正直パキシルを飲んで効果があったのか?と聞かれるとこれ!と言うものはなかったように思います。
楽しい気持ちになった!や気分の低下がなくなったということはなかったように覚えてます。
ただ、不意に出る涙や過呼吸の頻度は少なくなりました。


依存というべきかパキシルがないと落ち着かない気持ちになり常にバッグやポーチにパキシルや精神安定剤を入れて持ち歩いてました。
あまりに上司の態度が辛い日々が続き、その後も一度辞めたいと伝えましたがなかなか辞めさせてもらえず三回目でようやく退職することができました。
辞めるまでに症状がでてから9か月かかりました。
退職する旨を主治医に伝えると「やったね!パキシルも少しずつやめれるよう減らしていこうね」とのことで、減薬がはじまります。


私にはこれが辛かったです。最初は半分、その次は1/4と少しずつ身体に慣らしてやめていきます。
減らしていくときの症状としては、動悸が辛かったです。
その頃立ち仕事を始めたのですが、立っているとドクン。少し動くとまたドクンと、強い動悸がやってきます。
その時に咳き込みや息苦しさがあり、辛くてまた少しだけパキシルを足して飲んでました。
徐々に徐々に減薬が進んでいき体がパキシルがないことに慣れるときがやってきます。
辞められたとき、パキシルから卒業できた!治った!と達成感があったのを覚えてます。
抗うつ剤に助けてもらった9か月と辞めるのに減薬に苦しんだ3ヶ月でした。


パキシルジェネリック(ペクセップ)30mg

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