私は過労が原因で鬱状態になりました。その時に睡眠障害も併発しました。
当時、処方された薬は睡眠薬と抗うつ薬です。抗うつ薬の成分が今と昔ではかなり変化してきたと感じています。
最初に処方された薬はパキシルというSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)でした。脳内ホルモンのセロトニンの働きを高める作用が期待できるお薬で、最大の量を飲んでいたと記憶しています。
個人差があると思いますが、飲んでから最初の2週間はあまり変化がありませんでした。しかし、その後とても元気になりました。ずっと落ち込みや希死念慮という状態が続いていましたが、薬の力で治癒することができたと思いました。
しかし、今度はメンタルの状態が上がりすぎてしまい、ギャンブル、風俗などお金の感覚が無くなるような状態になりました。
そしてあっという間に精神が疲れ果ててしまい、うつ状態に失った財産の重さが加わり苦しかったです。抗うつ薬を適切に服薬できていなかったことと、病気が治ったという自己判断により、このようなことが起きてしまいました。
7年前、新しいタイプの抗うつ薬を服薬することになりました。サインバルタというSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)の薬を飲むようになりました。
パキシルを服薬していた時に、離脱症状を個人的に感じていましたが、サインバルタを服薬してからメンタルも上がりすぎないで、私には合致している抗うつ薬だと感じております。
数年の流れで、統合失調症や双極性障害で処方される薬も単極性うつに処方をされてきている傾向を感じています。
私は抗うつ薬以外でリーマスという炭酸リチウムを200mgを飲んでいますが、うつの底上げに期待が持てる薬だと感じます。
サインバルタだけではうつの抑制は困難でした。静かに効果がある薬だと思います。
ただ、リーマスという薬を飲みすぎると振戦といって、手が震える症状が出てしまいます。そのあたりの調整は血液検査と主治医の判断になります。
うつに効果があると言われてきた薬は様々ありますが、効果が直ぐに感じられるタイプの薬は良い時の持続性が乏しいと感じます。
抗うつ薬自体も多くの種類があり、処方される薬も主治医の好みはあると思います。実際に服薬してみて、合わなかったら調整してもらうことは大切だと思います。そのため、主治医との信頼関係は大切だと感じます。
パキシルについて脳内の神経伝達をつかさどるセロトニンの働きを強めることにより、抗うつ作用や抗不安作用を示し、憂うつな気持ち、突然の激しい不安、強迫観念、人前での過度な緊張などの症状を改善します。通常、うつ病・うつ状態、パニック障[…]
サインバルタについてサインバルタはSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)に分類される抗うつ薬です。成分として、1カプセル中にデュロキセチンを30mg含みます。サインバルタは効果は高く副作用が少ないのがメリットで[…]