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抗うつ薬の体験談【ジプレキサ・リーマス・セレニカ】

機能不全家族の中で育った私は、10代から精神を壊しました。精神科に通いだして最初に処方されたのがジプレキサでした。当時は欝や躁鬱の診断はされず解離性障害と診断されながらこの薬を数週間飲んでいました。

しかし、症状は治まりましたが、精神的な不安定は治らず自傷行為は悪化していきました。はじめて飲んだ精神薬だったこともあって、薬の副作用がたくさんでてストレスも溜まり効果があまりみられませんでした。

病院を変えて診断されたのが欝か躁鬱ということで、処方されたのがリーマスセレニカでした。

精神的アップダウンを抑えたり、日頃の不安やイライラを抑える効果があると言われ処方されたものでした。リーマスとセレニカの飲み合わせは世の中的には躁鬱と言われる人たちではよくある飲み合わせでもあり、抗うつ薬として飲むケースもあるようです。

この薬は効果がとても強いほうなので、体に馴染むまで副作用は毎日のように続きました。ふらふらしたり、意識が朦朧としたり、と思えばテンションがあがったりと、家族も扱いに困っていたほどでした。

この処方になってから、日常生活が送れるようになるまで約1年。そこから社会復帰するために就労移行施設に通って社会復帰するまでの数年間もこの薬を飲み続けました。

しかし社会復帰したあとも精神不安は薬なしでは治まらず、その後仕事をやめるまでの3年間も飲み続けていました。

薬を飲み続けることは、内臓にも負担はかかりますが、薬を飲み続けて安定させることは糖尿病の人がインスリンを打つことや、透析を受けるのと同じようなもので、私は気にしていません。

仕事をやめた今も薬は飲み続けていますが、周りは言わなければこのような薬を飲んでいることに気づきません。今も薬と家族、そして専門家の指示の下なんとか生活はできてはいますが、いつかは薬を飲まなくてもいい生活ができるようになればなと思っています。

なおこの記事はあくまで私がジプレキサやリーマス、セレニカを飲んで生活してきた体験であって、この薬で必ず治ったり精神的な安定が誰にでも起こりうるものではありません。

精神科の主治医とよく話しながら、自分に合う薬を服用してください。


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