私は中学校1年生の時に躁鬱病にかかりました。一般的にうつ病の原因は、人間関係などの生活上の問題からくるストレスによるものですが、そのストレスによって脳の働きのバランスが崩れることでも引き起こされると言われています。
私は、中学生のころ人に嫌なことを言ったり悪いことを言ったりすることが多く、先生から注意を受けることが多くありました。その時私は、先生から怒られたときに自分が言ったことに対して、なんで自分はそのようなことをやったのだろうかと自分自身で何回も考え、なんて情けない人間なんだと強く思い、逆に病んでました。自分がやったことに後悔して落ち込んでいた感じです。一回病むと私は全くしゃべらなくなりクラスの人も私の顔色を見て気づくようになりました。しかし、私は2週間もすれば、コロッと元気になり明るくなりました。私はもともと明るい性格で、人を笑わせたり、おかしなことをしたりふざけたりする性格なので、周りはものすごく戸惑ったと思います。
そのようなことが5月初めから3か月ほど続き、担任から精神科を進められました。そして、病院に行き薬を飲み始めました。もらった薬はリーマスとリフレックスです。抗うつ剤は飲み始めてから効果が出てくるまでに時間がかかるので、まずは毎日飲み続けることが大事ですと医者に言われました。
毎日朝食後と寝る前に一錠飲んでいました。また診察に2週間に一回行き先生と個室でお話をしました。内容は今の状態と気持ちを話す感じです。先生は、とにかく学校は休んでゆっくり休めとずっと言っていました。いつまで休めばいいのですか、と聞くと明るくなるまで(躁状態になるまで)と言われました。学校を1日でも休み始めると、不登校という認識が周りについてしまい、周りの目を過剰に気にする私からしてみれば大変嫌でした。学校には行きたくありませんでしたが、一回でも休むと終わりだと考えていたので一回も休みませんでした。
薬は毎日飲んでいましたが、いざうつ状態になると、何もする気が起きなくなり、ネットで躁鬱病のことを調べて「治らない」と書いてあってまたそれで落ち込んだりを繰り返していました。躁状態のときはうつ病だった時の自分が信じられないくらいに元気になり、逆に薬も欠かさず飲みます。次は絶対うつ病にはならないと考えますが1か月ほどするとなってしまいます。
このような状態が1年ほど続き、私は精神科に通うのをやめました。治る気配がなかったからです。薬も飲まなくなりました。私が通っていた先生、まあ精神科の先生はみな同じことを言うと思いますが、学校に行くな、休めと言われていたことに対して、1日も休まなかったりと、意見が合わなかったこともあります。結局中学三年生の秋までうつ病にはならず、冬ごろからまたかかり始め、そこから高校2年まで躁鬱を繰り返しました。私の学校は中高一貫でいじめがなかったことに救われました。
躁状態になってるときに、ふと、自分の病気が原因で私は嫌われているのではないかと思ってしまうのです。ほんとは嫌われてなんかなかったと思いますが。そう考えて鬱になっていたことを踏まえると躁鬱病が治らないのもうなづけます。
高3から勉強し浪人して国立大学に進学して、いま在学中です。中高6年間躁鬱病であったにもかかわらず1日も休まなかったことと、こんな私をいじめなっかた学校のみんなに救われました。どんなに学校生活が楽しくなくて死にたくなって、学校にいても誰にもしゃべらずずっとボッチでも、授業を受けないと勉強に遅れてしまうことが怖くて学校に行ってました。あと不登校扱いされて余計学校に行きづらくなるとおもいました。
結局時間が解決してくれると思い、薬は今でも飲んでいません。気分が不安定になるときもありますが、自分次第だと思っています。