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うつ病の体験談【まさか、私がかかるなんて・・・】

お仕事のお休みがほぼなく、常に全国を回っていていました。電車のある時間に会社に出て、そのあとはファミレスで作業を続けるような生活が1年弱くらい続きました。

起きるのがとても辛くなり、在宅ワークが許されていたので、全国に出なくて良い時は自宅に籠もって仕事をするようになりました。


どれだけ寝ても眠く、めまいがあり、食欲もないので、何かがおかしいなと思いながら、内科を受診するも、もちろん異常は見つけられませんでした。

数日経った時に、今までの反動のように一切寝られなくなり、丸2日起きっぱなし、食事も取らない状況になり、ネットで症状を検索したところ、「うつの可能性がある」と出たので、怖くなり、自宅の近所ですぐに予約が取れたメンタルクリニックへ向かいました。

この病院を探すのがとても大変だったことを覚えています。
なぜなら、メンタルクリニック、心療内科は基本的には当日の予約では受診できないことが多く、また1週間以上先のスケジュールを言われることも少なくないからです。

たまたまですが、私が行き着いた病院は「うつ」に強い先生で、すぐに検査をしていただきました。
ネットの検索の際にも、何度も結果で出ていた「うつ」ですが、まさか本当にうつであるとは思っていなかったのと、信じたくなかったこともあり、お医者さんに診断結果を頂いた時には、とてもショックを受けたことを覚えています。

脳の磁波を計測する検査をしてもらっていたので、きちんと数値でおかしいことを確認できたのは、とても良かったと思っています。
きっとただ診断結果を言われただけでは、信じられなかったと思うからです。
まさか私がかかる病気だとは思っておらず、また身近な病気だとも知らなかったからです。

あの時、すぐに休めば良かったのですが、会社には内緒にし、2週間出勤してしまったことを反省しています。きっと自分が病気だということを受け止められていない結果、働き続けてしまったのだと思います。
2週間の間で、薬がないと寝られないし食事も取れない現実、さらには頭の回転がとても鈍くなっていることを痛感し、お医者さんに診断書を出してもらい、会社を休む決心をしました。

最初は1ヶ月休むつもりでの診断書でした。
ただ思っているよりも症状がよくなかったようで、結果、8ヶ月会社は休み、そのまま退職をしなければならなくなりました。

きっとあの時、退職し、新しい環境で働こうと思えたことは、快方に向かった要因の一つだと思います。会社に逐一症状を報告しなければならなかったのは、心の負担となり、絶対に治らないといけないんだという圧力を感じていたように思います。

そこからさらに2ヶ月お休みをし、その後、また会社員として働けるようになりました。