うつ病・抗うつ薬の体験談を320件ほど公開しています(2020.7.25 現在)

うつ病の体験談【ゆっくり焦らずに。】

私は今から10年程前にうつ病になりました。

今は遠い昔に思えるようになりましたが、当時のただ生きていく事の難しさは鮮明に覚えています。

10年前、私は25歳で働き始めて3年ほど経っていました。仕事に対する不満は無く、休みの日は友人達と遊び呆けたりなど、すごく普通の生活を送っていました。

季節が冬から春に変わる頃、私は実家に戻り新たな職を見つけました。さあこれからという時、何故か朝になると身体が動かないほどダルさを感じるようになっていました。その時はすでにうつ病と言える状態だったと思います。

そして、私は家族のススメで病院に行きました。環境の変化などから少し気が滅入ってるんじゃないかと言われ、何種類かのお薬をいただきました。

それから何度か通院し、一向に良くならない事や気持ちの変化などを伝え、いくつか種類の違うお薬をいただきました。その頃処方されていた薬で、少し気持ちが楽になっていました。

しかし、薬の効果が切れるタイミングを自覚できるほど、薬に依存してしまいました。薬がガソリンの様な役割を果たし、そしてそのガソリンの燃費は日に日に悪くなっているようでした。

とにかく薬が切れると身体が動かない。ダルくて何も出来ない。こんな私を家族や友人はどう思っているのか?何故自分は当たり前の事も出来なくなってしまったのか?私の心は快方に向かう事なく、ずっとこのままなのかと感じてしまいました。

私の早く治す、直さなきゃいけない!後何ヶ月で治すんだ!と思う事がマイナスに作用していたと思います。

何がキッカケか分かりませんが、気持ちがフッと楽になった瞬間がありました。いつかどうせ治ると漠然と思えたタイミングがあったのです。そして私は治そうと思う事さえやめるようになりました。

ある意味開き直って、辛いのはしょうがない、好きでこうなってるんじゃないんだからと。そのうち治ると達観したような気持ちで病気に向き合えるようになっていました。

そこから少しずつ少しずつ、ゆっくりと時間をかけ、以前の様な時間を取り戻せる様になっていきました。今でも辛い気持ちになるかも知れないと思う事もありますが、なったらなったでまた治ると思い生活しています。そう思う事で、病を遠ざけられていると思います。