うつ病・抗うつ薬の体験談を320件ほど公開しています(2020.7.25 現在)

うつ病の体験談【パワーハラスメントによるうつ病】

私は精神保健福祉士(精神科病院や施設などで患者さんや利用者、家族、医師、看護師等との連携をはかるお仕事です)をしています。今回の事例は私の友人Aにまつわる話です。

Aは地元でペットショップの仕事に就職することができました。最初は仕事仲間とワイワイと出来ていたようですが、ある時新しい経営者になり業務時間が大幅に変わってしまい残業手当すら受け取れなかったようです。それでも、Aは動物が好きなので働き続けました。


ですが、同じ仲間からも経営者に対し不満が募り特に仲が良かった同僚が突然辞めてしまいました。その喪失感は大きかったと話をしてくれました。

辞めた方の補充は中々決まらずAは激務が続き、休みでも呼び出しがあったとの事でした。これは立派なパワハラです。その後、Aは少しずつ状態が変化していきました。

元々Aは明るく豪快に笑う友人でした。その、Aが突然泣きながら電話をかけてきました。電話内容としては「労働時間が長いにも関わらず残業手当もまともじゃない、頭痛はするし吐き気、下痢でお腹を壊し続けている。」と話してくれました。

当時の私が勤めていた病院は、Aからしたら遠かったので幾つか口コミ評判が高い心療内科を勧めました。最初は躊躇していましたが、それはうつ病ともとらえられる症状だったので説得しました。

ある心療内科をしばらくして受診し、軽度のうつ病との診断されました。そしてナウゼリンとデパス、ミヤBMが処方されたとの事でした。

経過は良好でだったようです。処方されたミヤBMは下痢止めと腸内を良くする薬で下痢がおさまり、ナウゼリンは吐き気止めに効果がありますので、効き目は早かったようです。

デパスは抗うつ薬に用いられる不安や緊張抑うつ状態が緩和される薬ですが、1週間ほどで突然泣くこともなくなり不安定な気分が安定しました。

Aは3か月ほど心療内科に通ったのですが、経営者にうつ病になったこと、これ以上仕事を続けられないと思い切って職場の仲間と一緒に話をしたそうです。それでも、改善はなかったため別の職場へ転職し働きやすい環境で元気に今では働いています。

職場は場所によってはストレス三昧になります。まず、そこで無理して働く必要があるか考えてみること、体調に変化があった場合は、まずは内科でも良いので診察を受けて下さい。病院によっては沢山薬が出る場合もありますし、信頼できる場所をネットなどで探し家族、友人に今の状態を打ち明けてみて下さい。

必ず味方になってくれる方はいるはずです。そして相談することは恥ずかしい事ではありません。
大切な自分の身体だからこそ、しっかり把握しながら日々の生活を送ってほしいです。