うつ病・抗うつ薬の体験談を320件ほど公開しています(2020.7.25 現在)

うつ病の体験談【原因の分からない不安から】

私が小学生4年生の頃から約2年間、母親がうつ病を発症しました。きっかけは腰痛からです。

母はすごく痛いらしく病院に通っていましたが、症状はよくならず、レントゲン写真を撮っても原因はわかりません。

紹介状を書いてもらい病院を何回も転院するも原因は全く分からずで、どんどん精神が不安定になり、考え方がマイナス思考になっていきました。

母は幼いころに実母を乳がんで亡くしています。なので自分の腰が痛いのもきっと癌になったからなんだと思い込んでしまい、どんどんふさぎ込んで寝込むようになりました。

そのころには病院にもいかなくなっていました。

家事も全くできなくなり、父も帰りが遅かったので、私がよくご飯を作るようになりました。寝室から出てこなくなった母は、ご飯を運んでも全く食べてくれませんでした。

そしてある日、またご飯を運ぶと母が大号泣していました。今まで泣いた姿を見たことがなかったし、母親は強いものだと思い込んでいたのでとてもびっくりしたのを覚えています。

慰めてあげていると「お母さんは癌になってしまった。もっとあんたと一緒にいたかった。」と言われてしまい私も一緒になって泣きました。

ショックを受けた私は、父にこういう事を母から聞いたと相談しました。すると父も癌の話は初耳で母に問いただすと、病院に行ったわけではなく思い込んでしまっていることがわかり、精神科にいってみないかと提案したのです。

後日、父と母は精神科を訪れました。うつ病と診断され抗うつ剤をもらい、母も多少気持ちが落ち着いたのか寝室から出てこれるようになり、リビングで一緒にご飯を食べるようになりました。そして父は母の腰痛の原因を探るべく整形外科の情報を探し始めました。

医者をしている親戚から紹介してもらった病院で、やっと原因が分かりました。背骨の一部が変形し突起物のようになっており、その骨が神経を刺激していたのです。神経に近いため取り除くことはできませんが、それに対する薬をもらえるようになりました。

原因が分かったこと、それに対する薬をもらえたことによって母はどんどん元気を取り戻し、抗うつ剤の使用の頻度も少なくなっていきました。

今でも腰が痛むことはあるようですが、原因がわかってからは元気で過ごしています。