うつ病・抗うつ薬の体験談を320件ほど公開しています(2020.7.25 現在)

うつ病の体験談【幸せ絶頂のはずの新婚時代、うつ病になりました】

大学を卒業して、質店に就職しました。難しいお客様が多く、毎日怒鳴られる日々。小銭を投げつけられたこともありました。

当時お付き合いしていた彼(今の主人)からは、結婚したら転職してほしいと言われていました。就職2年目で寿退社しました。

退職翌日、久しぶりに家でのんびりできる生活。当時は子供もいなかったので、一人で家事をしたりテレビを見て過ごしていました。

夕方になり夕飯の支度をしようとキッチンに立つと、突然貧血のような状態に。目が回って立っていられず、座り込んでしまいました。

這いつくばってベッドに向かい、何とか横になるとそのまま眠ってしまいました。目覚めると貧血らしき症状は治まっていたため、「疲れていたのかな」と思っていました。

しかし次の日から徐々に気分が落ち込むようになりました。「私はなぜ生きているんだろう」「誰のためにもなっていないのではないか」という言葉が頭の中を駆け巡ります。

ある日、「自分を刺してしまうのではないか」と包丁を持つことが怖くなり、料理中にパニックになって号泣。主人に連れられ、心療内科を受診しました。

診断結果は、軽度のうつ病不安神経症でした。強迫性障害の症状も出ているとのことで、弱い安定剤を服薬することになりました。

薬を飲んでもすぐに良くなるわけでもなく、せっかく結婚したのにこんなことになってしまった自分を責める毎日。毎日泣いている私に、主人が寄り添ってくれたことで何とか日々過ごしていました。

発症の原因として考えられるのは、環境の変化。前職で抱え込んでいたストレスから解放されたことで気持ちの糸が切れ、今になって心身に症状が出たのではないかとのことでした。

それから2年間服薬し症状は一進一退でしたが、妊娠が判明し服薬を中止することになりました。

長期間薬を飲んでいたので急な断薬に体がついていかず様々な不調があらわれましたが、お腹の赤ちゃんのために耐える日々。転職して事務の仕事をしていたので、つわりもあり通勤が本当に大変でした。

2週間ほどすると急に身体が楽になり、つわりの終わりとともに体の不調もなくなりました。
出産するまでは何度か気分が落ち込むことがありましたが、お産が終わると途端にハイテンションに。それから落ち込みやうつの症状もなく、次の年には2人目を妊娠・出産し今に至るまでうつの症状は出ていません。

うつ病を経験したことで心身の調子が悪くなる兆候が分かるようになったため、無理をせずペースを落として生活するよう心がけています。悪い環境の変化だけでなく、良い環境の変化でもうつ病になることが分かり、驚きました。

決して良い思い出ではありませんが、うつ病になったことで主人との絆が強くなり人の気持ちを考えて行動できるようになったので、なるべくしてなったのかなと感じています。