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うつ病の体験談【抑鬱状態で、いかにして大学院を修了したか】

私は鬱病ではなく双極性障害(躁鬱病)なのですが、躁状態には滅多にならず、ほとんどずっと鬱状態ですので、鬱病体験談として書かせていただきます。

私が気分障害を発症したのは、大学院修士2回生になった春のことです。私は大学院で機械工学を学んでおりましたので、機械系か電気系のメーカーに就職したかったのですが、母親が田舎に戻って市役所か県庁に勤めることしか認めてくれませんでした。

そういう進路のことで悩んでいた時、教授から研究室を継いでほしいとの話が出ました。国立大学でしたから、そのまま研究室を継げば当時は国家公務員になったのですが、母親はそれにも反対し、やっぱり田舎で行政職をすることしか認めないのです。

それからは不眠や抑鬱症状がどんどんきつくなり、まずは大学のカウンセリング室に通うようになり、そこから大学の診療所の神経内科に通うようになりました。初めて飲んだ抗うつ薬は効かず、強い副作用だけが出たので、卒業まではドグマチールのみ服用していました。

抑鬱状態で研究も手につかず、朝起きて夜寝る生活も困難になり、身支度さえも整えられなくなり、研究室にも顔を出せなくなり、毎日鬱々と過ごすようになりました。

そんな中、母親に強制的に田舎の市役所の採用試験を受けさせられ、当然不合格で、母親は中退させる!と烈火のごとく怒りましたが、教授の仲裁で1年間休学し、下宿で療養することになりました。

休学してから3ヶ月間は相変わらずの生活でしたが、ストレスから少し解放されたこともあって、徐々に研究室に顔を出せるようになり、後輩の研究指導をしたり、遊んだりできるようになりました。

そうして休学中に迎えた2度目の就活ですが、いくら多少元気を取り戻したとは言え、就職氷河期まっただ中で、その上履歴書が不自然で、顔に覇気がなかったりSPIで鬱が見抜かれたりで、1社も内定がとれず、教授のコネで不本意な会社に入ることになりました。

それから復学したのですが、残り半年は、研究が8割がた終わっていたこともあり、時々しんどくて研究室に行けないこともありましたが、研究する時間も日中の時間帯だけに区切って最後の締めの実証実験を行い、無事3年がかりで修士課程を修了しました。

修士課程を無事終えられたのは、時間的な裁量が、9割りぐらい自己管理であることと、内容に関しても、方向性がきちんと定まっていれば、周囲から変な指図やプレッシャーを受けない、ということが大きかったと思います。

企業に就職すると、時間的な自由はほとんど無いですし、業務に関しても会社の指示で納得のいかないことでもやることになります。学生時代のような訳にはいきません。

ですので、大学院は自己管理できちんと修了できましたが、社会人になってからは、仕事が長続きしたことが1度もなく、体を壊してすぐに退職してばかり、となりました。

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