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抗うつ薬の体験談【リフレックス】

私は数ヶ月前にうつと診断され、薬を飲んでいます。症状は抑うつ状態に加えて食欲不振と不眠です。抗うつ薬の他に睡眠薬を併用しています。これまでに数種類の抗うつ薬を試したのですが、効き目があまりよくなかったり、胃腸への副作用で続けることができなかったり、睡眠薬を併用しているにもかかわらず睡眠の質が下がってしまう等により、試行錯誤してきました。現在ようやく処方が落ち着いています。

・サインバルタ
・ベルソムラ
・リフレックス
この中で、リフレックスについて説明します。


リフレックスは一般名がミルタザピンという薬で、NaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬)に分類される比較的新しい薬です。セロトニンとノルアドレナリンの働きを高める作用のあるお薬で、セロトニンの作用増強により不安や落ち込みが、ノルアドレナリンの作用増強により意欲や気力などの精神症状改善に効果が期待できます。

はじめ、サインバルタ とベルソムラに加えてリフレックス半錠が処方されました。リフレックスは眠気が強いため、夕食後に飲むよう指示されていました。指示通り服用すると、一時間後には眠くなってしまい動くこともままならない状態になりました。また、次の日起きてもずっと眠くて倦怠感が抜けず、身体が重く感じました。

眠気は慣れると説明を受けていましたが、2週間服用しましたが慣れることはなく、一日中重くて重くて仕方がありませんでした。ただ、主訴だった不眠はほぼ解消され眠れるようになりました。また、これまで食欲不振に悩んでいましたが、服用したとたん嘘のように空腹感が戻ってきました。むしろお腹が空きすぎて困るくらいです。また、気分も良くなった気がしました。悲しくなることが減り、少しずつ気力が湧いてきました。効いているなと感じました。

2週間後の診察で先生に状況を説明すると、効きすぎているとのことでリフレックス1/4錠に変更となりました。この1/4錠は薬剤師さんが苦労されていて、どうにか割って処方してくれました。量が減ったことにより午後まで残る倦怠感はなくなりました。ただ今でも朝なかなか起きられず、午前中は眠くて仕方がありません。今は仕事を休んでいるので問題ありませんが、仕事復帰したらこの眠気は困ると思います。

リフレックスは私には非常によく効き、ラクになった症状がたくさんありました。でも、その分眠気と倦怠感の副作用が強い印象でした。


ミルタザピン45mg(リフレックス)

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