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うつ病の体験談【うつ病は意外とたくさんいる】

うつ病ってそんなにいないでしょ?と思ってる方は多いと思います。実際私もそうでした。ですが、私が社会人になりその考えは変わったのです。

あまりにも多い業務、休憩なしで働き家に帰ってもすぐ出勤という生活でした。生きていて何の楽しみもなくただ働くだけの毎日でした。何の為に働いているのかと分からなくなりました。

一緒に働いていた社員はどんどん辞めていき、自分に仕事が積み重なっていきました。周りの社員も死にそうになっていきイライラした雰囲気になりました。誰にも助けを求める事が出来なくなりどうしていいかわからなくなりました。その結果、死にたいと思うようになりました。

最初は退職という考えもありましたが、その考えも消失し退職には至りませんでした。

さらには一緒に働いていた社長がうつになり、どうする事もできなくなりました。正常な判断が出来なくなり、どんどん仕事を持ってきました。社員が仕事を片付ける一方で、皆正常な判断が出来なくなっているのでミスを連発しました。ミスのせいでクレームもありましたが、忙しさとあの時の精神状況からクレームがあったことも忘れ何度も同じミスをしました。

そして社員の1人が精神科へ入院し、その後は連絡が取れなくなりました。今ではその方がどこにいるのか、何をしているのか誰もわからない状態です。

この事を私は退職した先輩に話し、退職を勧められてやっと退職の道がある事を思い出し退職する事ができたのです。

他にも、友人が2人仕事関係でうつになったのです。やはり2人とも正常な判断が出来なくなっていました。1人は精神科へ長期入院が決まり、もう1人は連絡が取れない状態です。2人の家族の方もどんどん気が弱くなっている気がします。

正直、私はこのような重い相談をされると心が疲れてしまいます。相談には乗ってあげたいけどあまり深く考えるとまた私が病みそうになって来るのでそれが怖いのです。家族の方はこの様な状態の大切な方のそばにいる事でもっと心が疲れてしまうと思います。

だから、もっと精神科へ行きやすい環境を作ったり相談できる環境があれば少しは心が安らげるのではないかと思います。話すだけでも心が軽くなります。そんな職業がもっと増えればいいなぁと思います。