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うつ病の体験談【私のうつ病体験】

私は大学在学中の20歳の時に統合失調症の併発でうつ病になりました。

発病当初は抗うつ薬のパキシルなどの薬を飲んでいても、気分が落ち込み過ぎて大変な思いをしました。現在は比較的容体が安定していて、外にも良く出かけるようになりました。

うつの具体的な症状は、何事に対してもやる気が起きないというものでした。アルバイトにせよ勉学にせよ、なかなか手がつかなくなりました。

音楽を聴いてもあまり明るい気分にならず、ロック系の激しい音楽を聴いて無理矢理テンションをあげたりするという始末でした。

20歳という早い年齢でうつ病になったので、将来の展望を描くことは難しく、家族にも多大な心配をかけてしまいました。しかし、両親がまだ健在だったので色々な支援を得ることが出来た点は非常に恵まれていたと思います。

20代は主に服薬治療を続けながらアルバイトと大学卒業に向けて勤しみました。28歳で障害者雇用でパートタイマーの仕事に就き、7年半ほど継続することが出来ました。38歳になった今は症状は落ち着いてきており、これから将来に向けて頑張って行きたいという思いが強いです。

20歳で挫折を味わい、それからの苦労は並々ならぬものでした。焦らず地道な治療を継続してきたことが功を奏してきたのではないかと前向きに考えています。

これからは過去を振り返らず、希望溢れる未来に向かって邁進したいと考えることが出来るくらい落ち着いてきたので、自分の中でも昔と比べるとだいぶ変わってきたのではないかと思います。

私と同じ時期にうつ病にかかった友人も数多くいて、お互いに励まし合いながら苦楽を共にしてきました。私はカラオケが好きなので、同じうつ病の友人たちとカラオケでストレスを発散したり、アーティストのライブを観に行ったりもしました。

現在は絵を描くことを趣味にしていて、水彩画と水墨画を描いています。今後は油絵などにも意欲的に挑戦したいと考えています。

昨年からは就労継続支援事業所での軽作業を始めており、私生活ともに以前よりかなり充実しているように思います。

障害年金についてですが、私は2007年から障害年金を受給し、2012年にパートタイマーの仕事に就いた事で年金が打ち切りになりました。2018年の時点では仕事を辞めていたので、再び年金を頂けるようになりました。