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抗うつ薬の体験談【エブリファイ・クロチアゼパム・トラゾドン】

私は、うつ病を発症し抗うつ薬をいくつか服用しています。エブリファイ錠クロチアゼパム錠トラゾドン塩酸塩錠と3種類の薬をそれぞれ三食後に分けて飲んでいます。

抗うつ薬は効果がないと思い、2,3週間は飲まなかった時がありました。最初は、医師の言うとおりに飲んでいましたが、飲んでいても落ち込むし、朝起きても何をするにしてもやる気が起きないのです。また、服用すると目が回るようにもなりました。気分が悪いというか、頭の中が何かにコントロールされているような気になるのです。

逆に副作用で眠気が起きたり集中力がないなど、薬が自分を支配しているという気持ちになり、ますます酷くなったような気がして継続して飲むことに嫌気がさしていました。
こんなことが日常的に起こり、私は医師の言葉や薬の効果を信用していませんでしたし、どこか他人事のように思っていました。

ある時、医師に「薬を飲んでも、治っているという実感が全く湧きません。あと、薬を飲むというのは、薬が私自身の行動を支配していると感じるし怖いので、飲む気になれないんです。だから、飲んでいない時があります。効果も感じないので意味ないじゃないですか。」と正直に伝えました。

すると医師からは「薬を継続的に飲まないと、私も診断の仕様がないよ。経過を知りたいから、薬はまず約束として飲んでください。」と諭すように言われました。

それからは、医師の言われた通りに欠かさず飲むようになりました。私は、お薬手帳からそれぞれの薬に、どんな効用があるのかを確認しました。それぞれの薬には、気分を落ち着かせる、筋肉のこわばりを和らげる、熟睡できるようにする、不安や緊張を和らげる、意欲低下を改善する、気分を明るくするなどの効果がありました。

月二回の診察で、医師に薬を欠かさず飲むことができるようになっていることを伝えると、医師はとても褒めてくれました。今思うと、私は薬をルール通りに飲むことすらできない精神状態だったのだと改めて実感します。

抗うつ薬を医師の言われた通りに飲んでいても、不調は起こりました。

その都度、診察の時医師に相談し、医師は私の不調の原因と服用のサイクルを少しずつ調節してくれました。連携を密にしつつ飲み進めていくと、最初の服用方法とはかなり変わりましたが、自分の体調や心の調子にあった服用方法を見つけることができました。

今では、私も回復に向かっているような気が起きるまでに、気持ちも回復しています。