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うつ病の体験談【結婚式前から主人の言動に異変が…完治まで壮絶体験、主人を支えた10年。】

結婚式直前から夫がうつ病を発症し、約10年にわたって支え続けてきた妻の体験談です。

壮絶だった新婚生活の経緯と、転職という決断を経て変化していった夫の様子が、妻の言葉でつづられています。

体験談の要点

  • 体験談の主体:うつ病の夫を支えてきた妻(筆者)
  • 発症のきっかけ:転職先の上司との折り合いの悪さ、結婚準備期のストレス
  • 主な症状:無気力、他者への攻撃的な言動、大声を出す、薬を飲んだ後に起きられない状態
  • 経過:心療内科でうつ病と診断 → 休職 → 筆者も仕事を辞め支える → 夫が転職を決断
  • その後:新しい環境で少しずつ落ち着きを取り戻し、現在は穏やかな日々を過ごしていると語られている

結婚式前から始まった異変

夫婦共に20代で結婚しましたが、私たちが結婚式をあげるちょうど1週間ほど前から、主人が音に敏感になり、耳鳴りがするなどの普段と違う様子が出ていました。

主人の元々の性格は、自己主張が激しく曲がったことを嫌う、少々頑固な性格ではありました。当時、就職難な時期に大手企業の商品開発エンジニアとして転職してきましたが、配属された上司と折り合いがつかず、愚痴をこぼすことが多くなっていました。そんな中、結婚が決まり準備等で慌ただしくしておりました。主に結婚式の準備は私が行っていましたが、彼は結婚式の1週間前くらいから明らかに、様子が変わってきました。

あんなに勝気だった彼に元気がありませんでした。
「何もやる気が起こらない。」「上司に言われた一言が頭から離れない。」など今まで彼から聞いたことないようなことを言い出したのです。

結婚式当日も、普段と違う彼を気にしながらも何とか、式は終えました。式を終えた私たちはすぐに、心療内科で診察を受けることにしました。診断結果は、うつ病でした。

診断と、壮絶な新婚生活

人生で一番楽しいはずの新婚生活は、消えていきました。心療内科からは何種類かの抗うつ剤、睡眠導入剤の処方薬をもらいました。

ここからが、壮絶な新婚生活のはじまりでした。

夜の薬を飲むと、朝は起きられない日々が毎日のように続きました。だいたい起きる時間は、夕方の4時以降で、どんなに起きるように言っても、身体が言うことを聞かないと言い、起きることはありませんでした。もちろん、そんな状態では仕事も出来ずに、休職することになりました。

薬を飲んでも、全く良くならず、それどころか彼は他人に対して攻撃的になり、家では大声でわめき散らしたり、大暴れしたりするようになりました。

ある夜のこと、そして転機の決断

ある夜、いつものように彼の大声が始まっていましたが、何とか私が眠りに落ちた時、彼は家の2階の窓から飛び降りました。幸い、そんなに高くない2階だったで軽傷で済みました。
そんな彼を見ていられず何度もこの結婚生活をやめようかと思い詰めていました。

今になれば、なぜ結婚生活をやめなかったのかわからないですが、その時彼を全力で支えようと決心しました。私は仕事を辞めることを決断しました。そして彼もまた落ち着いた暮らしがしたいと言い、転職を決めたのです。
その転職が彼の病気にどう影響するのか、不安で仕方ありませんでしたが、彼を信じ、ついていきました。

転職と、10年後の今

新しい職場でも、何かあるとストレスを感じ休みがちで、何度か休職は繰り返しました。しかし、環境の変化が彼をどんどん変えていき、薬の量も減り、今では抗うつ剤から卒業できたのです。あの時新婚生活で経験できなかった、落ち着いた、幸せな日々を過ごしています。

彼の思いきった行動が、彼自身を変えていき今があると思っています。一番つらい時でも、諦めなかった彼の勇気ある行動を誇らしく思っています。

今振り返ると、あのときから約10年の歳月が流れました。
うつ病は、環境を変えない方がいいということをよく聞きましたが、彼にはそれが当てはまりませんでした。うつ病に悩んでいる方や、ご家族にそういった方がいる方、とても毎日大変な思いをされていると思いますが、いつかは完治すると信じ、前を向いて生きていってほしいと思います。

まとめ

結婚直後からの発症と、その後の長い時間を夫婦で乗り越えてきた経緯が、妻の立場から率直に語られています。

「いつかは完治すると信じ」という言葉は、10年間を振り返ったこの方の思いとして語られているものです。回復の経過や治療内容は人によって大きく異なります。

夫が自傷行為に至った夜のことも包み隠さず記されています。そのような状況に直面したとき、ひとりで抱え込まず周囲や専門家に相談できる環境が大切です。

※このページは個人(配偶者)の視点から支援経験を記録した体験談を紹介するものであり、特定の薬の効果や安全性を保証するものではありません。薬の使用、増量、減量、中止については、自己判断で行わず必ず医師や薬剤師に相談してください。本文中の「いつかは完治すると信じ」という表現はこの方の経験をもとにした言葉であり、すべての方に当てはまるものではありません。本文には自傷行為についての記述がありますが、つらさや死への考えが浮かんでいる場合は、ひとりで抱え込まず医療機関や相談窓口に相談してください。今すぐ身の危険がある場合は、相談窓口の返答を待たず119番・110番などの緊急連絡先をご利用ください。相談先についてはこちらのページをご参照ください。

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