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抗うつ薬の体験談【サインバルタ・レクサプロ】

職場でのいじめが原因で夜は眠れなくなり、思考は停止し、感情は哀と悲のみのマイナスとなりました。職場のカウンセラーと家族の勧めで、精神病院へ行くことにしました。診断は、鬱病でした。

やはりと思うと気持ちと、もう職場に行かなくても良いという安堵感を得ました。

まず処方された抗うつ薬は、レクサプロでした。
飲んでみると、バタっと倒れこむように深い眠りに入りました。そして、ここから僕は不眠だったのが一転、過眠に変わりました。

夜は12時間眠ります。しかし、朝起きてもまだ眠い事があります。そして、朝寝、少し起きる、昼寝、少し起きるのような生活をすることになりました。

医師に相談すると、「おかしいな、そこまで眠くなるような薬はだしてないんだけどな」と言われました。半年以上レクサプロを飲み続けましたが、過眠傾向がひどいだけで、一向に病状は回復しませんでした。

そして、医師にまた相談すると「うーん。じゃあ、薬変えてみる?変わらないかもしれないけどさ」といわれましたが、変更してもらうことにしました。

新しい薬は、サンバルタカプセルというものでした。
いきなりレクサプロをやめると副作用がでてしまうとのことで、同時に2種類の薬を飲むことになりました。そしてレクサプロの量を減らしていき、今ではサンバルタカプセルのみです。

過眠傾向については、ずいぶんと改善されました。やはり夜は10時間程度寝てしまいますが、朝寝と昼寝はしなくてもよくなりました。意欲についても出てきて、インターネットのクラウドワーキングをしてみたり、趣味でソバ打ちなども挑戦するようになりました。

ただ未だに、職場でのことを思い出すと涙が溢れます。職場の通勤経路を通るだけで過呼吸になりかけます。

抗うつ剤を飲むようになって日常生活には支障がなくなりましたが、根本的な何かはまだまだ治っていません。カウンセリングなどにも参加をして、カウンセラーと話すことで根本を治していきたいです。

抗うつ剤には、いろいろな種類があるようで、レクサプロは強めの薬ですが僕の体質には合いませんでした。サンバルタカプセルとは相性がいいようで、うつ症状は改善されつつあります。ちなみに、インターネットで調べるとサンバルタカプセルは弱めの薬だそうです。

僕の経験から言わせてもらうと、もし薬が合わないようであれば、担当医を説得してでも薬を変えてもらった方が良いと思います。精神病は数値化できないものです。自分の精神は自分が一番の理解者であらねばと思います。

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