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抗うつ薬の体験談【トレドミン・デパス】

私が抗うつ薬を服用するきっかけになったのは、半年以上続く倦怠感です。

仕事がある日はまだなんとか動けるものの、仕事から帰ってきた途端、何もできないほどの疲れと無気力に襲われ、ひどい時にはお風呂に入ることすら難しくなりました。これまで夢中になっていたスマホゲームや動画サイトさえも楽しいと思えず、アプリを立ち上げる気にすらなりませんでした。


休みの日などは朝ベッドから出ることができずにだらだらと横になったまま過ごし、気がついたら夕方になっていることも多々ありました。何もできない自分に苛立ち、その苛立つ自分にさらに苛立つという負のループに陥ったことが受診のきっかけとなりました。

本来ならば心療内科を受診するべきなのですが、予約のため数件のクリニックに電話をしても1ヶ月から数ヶ月先しか予約が取れないとのこと。そんなに待っていられない、いますぐ診てほしいという気持ちだったので、心療内科は諦め、近所の「家庭診療医」を受診しました。特に予約は必要とせず、通常の内科のような感覚で受診できました。

検査を行い、診察の結果、内科的な初見は認められず、ストレスによる「うつ状態」と診断されました。初めはトレドミンを1回1錠、1日2回で処方されたかと思います。1ヶ月続けて服用しましたが、効果はみられず、その後、1回2錠、1日2回まで増薬し、さらにデパス、また寝つきもよくなかったのでマイスリーも併用することとなりました。

増薬し、1年近く継続して服用を続けているうちに、相変わらず倦怠感が強いものの、徐々に動ける日が増えてきました。ゲームが面白くなったり、動画サイトをみて笑うこともできるようになりました。溜めがちになっていた家事も少しずつですがこなせるようになり、やっと軽快してきたのを実感しました。

そこで調子に乗った私は、自己判断で受診を止め、勝手に断薬してみようと思い立ったのです。しかし、これが大きな過ちでした。

断薬して数日は、比較的調子が良い日が続きました。「なんだ、薬なんいらないじゃん」と思っていた矢先、当初のような倦怠感・情緒不安定がまたもや出てきたのです。完全に振り出しに戻ったような感覚です。改めて受診し、薬を処方してもらい、回復するまでまた半年近くかかりました。

症状が落ち着いてきたので徐々に断薬し、現在では第一段階と同様、トレドミン2錠を1日2回に分けて服用しています。正直、もう薬は必要ないかとも思えるくらい状態は安定しているのですが、主治医曰く、冬季間はどうしても調子が落ちやすいので、完全に断薬するなら暖かくなるまで待とうとのことです。

前回のように自己判断での断薬は結局回り道になるだけなので、今回は医師の指示に従い、ゆっくりと春を待とうと思っています。

 

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