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抗うつ薬の体験談【PMSが酷く抗うつ剤を処方】

以前、PMSがあまりにひどかった時期に抗うつ剤を処方してもらっていました。

私は生理痛も生理前の鬱症状が酷かったので大学生の時から低用量ピルを飲みなんとか日常生活は最低限営める様に努力していました。

それでもアルバイトなどはやっぱり行くことができず、シフトを調整してもらうなどしていましたが、1ヶ月に1度休むのは流石に頻度が高すぎるとして店長と相談し辞めることになりました。

私は不安でした。
今はまだ学生でPMSの影響が出たとしても学校は休むことができる。
でも仕事となったら休むことはなかなかできません。

このアルバイトの様に辞めることになったらどうしよう。
私はどうやったら毎日元気に働けるのだろう。
女に生まれたことをとても悔しく思いました。

不安な気持ちを抱えたまま就活しなんとか第二志望の会社に内定をいただきました。

私は婦人科の先生に相談し、ピル以外に対処法はないか聞きました。漢方でもなんでも飲むし、運動や食生活で変わるのならいくらでも頑張ります。
先生はあまり気乗りしないようでしたが、私の大変さは今早くわかってくれているので、精神科への紹介状を書いてくれました。

予約を取り、紹介状を持って精神科に向かいました。
先生は男性でしたがとても親身に話を聞いてくださり、私の生理周期をカレンダーに書き込み、そしていつからPMSの症状が出るのか、どんな症状なのか、いつ頃改善するのか、いつが一番ひどいのか、細かく尋ねられました。

結果、わたしには抗うつ剤が処方されました。
先生は細かく飲む日を指定してくれて、次の生理が終わった頃に診療予約を入れました。

精神科のお薬を飲むのは初めてで怖くもありましたが、これで少しでも良くなるならと、予定の日から飲み始めました。
効果は素晴らしかったです。
まず、朝起き上がることができました。
何を当たり前のことをと言われるかもしれません。でもわたしはPMSのとき、体を起こすことすらできなかったのです。ぼうっと天井を見て泣いていました。
体が軽く感じられました。
おはよう、と母親に声をかけることができました。
まるで生理前ではない普通の日の様にわたしはその日を過ごすことができ、天に登る気持ちでした。

生理が終わって精神科の先生の予約に行き、効果を伝えるととても喜んでくれました。
ただし投薬はちゃんとコントロールしなければならないと、毎月の診察は欠かしませんでした。

それからしばらく婦人科と精神科に通う生活でしたが、妊活のために一度治療をお休みしました。もちろん先生たちにはお話し済みです。
無事に出産が終わってから、本当に私も意味が分からないのですが、あんなに辛かったPMSも生理痛もピタッと無くなりました。
とても軽い生理になり、私も婦人科の先生も驚きました。

今ではピルも抗うつ剤も飲んでいませんが、PMSがあまりに酷い方は一度かかりつけの婦人科の先生に精神科系のお薬の相談をしてみても良いのではないでしょうか。


トリキュラー21

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