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うつ病の体験談【うつ病と私】

うつ病とは

うつ病とは、気分障害の一種であり、抑うつ気分、意欲・興味・精神活動の低下、焦燥、食欲低下、不眠、持続する悲しみ・不安などを特徴とした精神障害です。(Wikipediaより引用)

うつ病の確かな原因は特定されておらず、他人から見ればたださぼっている・怠けていると見られがちで理解してもらうのがなかなか難しい病気です。

風邪や骨折等完治が目に見えて分かる病気なら周囲の人間も分かってくれるのだが、うつ病は目に見えない・症状が完治したかのように見えてもいつ再発するか分からない病気です。

私もうつ病を発症して15年経過しておりますが、完治には至っておりません。次項にて私のうつ病との闘いをお話しさせていただきます。

発症

私が初めてうつ病と診断されたのは、2004年8月(今から15年以上前の事)でした。大学を卒業して初めて就職した東京の企業(プログラム開発会社)に入社して3ヶ月ほど経ったある日の事。

その日の朝の出勤する準備をしていたところ、自然に涙が出てきて全身の力が抜けて動けなくなってしまいました。何とか会社に欠勤の連絡をした後に心療内科を探して急いで受診しました。そこで、初めてうつ病と診断されました。

発症の原因としては、初めての一人暮らしを始めて話し相手が居なくて、同期が1人もいない状態で周囲に相談する相手も居なかったのですべて自分の中に溜め込んでしまいました。

それが爆発したのが原因だったと思われます。

その仕事の中で、現在も問題視されているサービス残業ばかりで、帰宅はいつも終電。休日もサービス出勤もあり心が休まる時間が取れずにストレスだけが溜まっていきました。

受診

初めて受診した心療内科で、まずカウンセリングを受けました。どんな症状があり、どんな事があって受診したのかすべてを話しました。

私は会社であった事をすべてぶちまけました。心理カウンセラーさんは聞き上手な方しか出来ないと思ったのは、その時が初めてでした。

そこで30分程話を聞いてもらい、次に医師の診察に移りました。医師はカウンセラーが記入したカルテの内容を確認すると一言私に声を掛けてくれました。

「つらかったね。」

その一言で心が軽くなった気がしてきました。医師の診察で、精神安定剤と睡眠導入剤を処方していただき、会社も休むようにと診断書を書いていただきました。

その事を両親に報告したところすぐに駆け付けてくれて、それ以降の話を相談して会社に退職届を出して療養に入りました。

療養

一人暮らしをしていたアパートを引き払い、実家に戻った私は少しずつですが日常生活を取り戻していきました。

最初の2週間はほとんど寝てばかりで体力の回復に努めました。薬の影響で眠気がずっとあると言った方がいいのか・・・。

なので、食事をする気力も無く、トイレに起きるだけの生活でした。療養生活1か月程経ったある日に、バニラアイスを食べた時にはすごく美味しいと感動してビックリしました。

病気を発症した時に、味覚障害も加わっていたので何を食べても美味しくない状態でした。バニラアイスを食べた日から少しずつ味が分かるようになっていき、少しずつ食欲も回復していきすべてが戻ったのは、1年後でした。

再就職

発症から1年が経った頃には、ほとんどの生活が出来るくらい回復していきました。その頃には、薬も飲まなくても平気なくらいまで戻っていたので、今度は地元の企業に就職しました。

残業代も休日出勤代もしっかり出してくれて、労働組合もある優良企業でした。そこで、機械の組立や調整をする仕事でした。

そこは、前の会社に比べると天国のように感じました。

その企業に入社した当時はリーマンショック前後だったので、給与は当時の年齢の平均的な金額、賞与は業績が悪いので、1万円というような時代でした。仕事が無いので、休業してくれと言われた時もありました。国からの補助金があったが、日給の9割しかもらえない時期もありました。

その時は家族もいて、職場の同僚や同期も話を聞いてくれたので、何事もなく過ごす事が出来ました。

結婚

発症から5年経った時に彼女が出来ました。付き合い始めた当初に病気の事をすべて隠さずに正直に話しました。

その結果、彼女はすべてを納得した上で私と付き合ってくれて、翌年には結婚しました。

彼女が出来て、自分の味方が増えたと言う事で精神状態は安定しておりました。発症から6年。これで安定した生活が過ごせると思った矢先に事件が起きました。

再発

結婚して半年後位に、帯状疱疹を発症しました。胸の辺りがズキズキと痛み、夜も眠れない状態でした。

結婚という新しい生活に体が付いて行けなかったのが原因で、ストレスを知らず知らずのうちに感じていたのだと思います。そこからうつ病が顔を出していきました。

頭痛・吐き気・腹痛など原因不明な病が続きながらも仕事に行っていました。しかし、忘れもしない2011年3月11日。朝から無気力になり、出勤時間になっても動ける状態じゃありませんでした。自分の中では、最悪な状況が頭の中をよぎりました。

再発・・・。

そのように感じて地元の心療内科に受診しました。やはり、思った通りでした。仕事も順調で生活も順風満帆に思えた生活が一変しました。

いろいろ心療内科の先生に話をしていくうちに、自分の隠れていたストレスが明らかになってきました。仕事でも家庭でも何も言えない自分がいたのは分かっていたけれど、それを爆発させるまで溜めてはいけないと。

なので、今回も診断書を書いてもらい、休養しようとしたところ会社からは容赦ない退職勧奨を突き付けられました。昔からある優良企業でもやはり精神の病気を抱えている人を雇用し続けるのは危険が伴うというのがまだ世の中の企業の大半だと思います。

その後の生活

その後は正社員として働く事が出来なくなり、バイトなどで食いつなぐ生活が続いておりました。現在は、自営業を営み自分の無理の無い範囲で仕事をしております。

しかし、完治したわけではありません。自営業でもストレスは尽きない物です。信用していた人物に運転資金を持ち逃げされてどのように運営していこうか、毎日の食費をどうやって捻出しようかめちゃくちゃストレスが溜まっています。

現在のこの状況により、大量の睡眠薬を摂取して人生逃避したい事ばかりです。しかし、家族がいるので、少しでも頑張って生きていこうと思います。