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うつ病の体験談【うつ病は人を変える】

実際にうつ病を体験された方の体験談を載せています。

うつ病はとても大変な病気です。誰でもいつ急に起こり得る可能性があるので他人事ではありません。私は今まで身近にうつ病の人がいなかったのであまり身近なことだと思っていなかったのですが、私の幼なじみがうつ病になってしまいました。

幼なじみは小さい頃明るい性格でしたが、高校生になった頃に急にマイナス思考な考えを持つようになっていました。最初は疲れているんだと思っていたのですが、段々卑屈になってきたのです。高校の頃は違う高校に進学したため一時期離れていたので彼女の心の変化には気づきませんでした。


それから数年経って、社会人になった頃によく会うようになりました。高校生の頃のような卑屈感は無くなっていて仕事をするのが楽しかったみたいで楽しい話をするようになっていました。彼女も元気になったんだなと思っている時に彼女は結婚をして順風満帆な生活を送り始めた矢先、出産の時にうつ病を発症してしまったのです。実は彼女の母親もうつ病で長期間闘病していて、ご主人も仕事関係がうまくいかなくなってしまった事が重なってしまったことが原因だったようです。

私はその頃彼女と親しくしていたのですがうつ病を発症していることを知らずに付き合っていました。ある時出産のお祝いに行かせてもらったのですが、彼女に対する家族の接し方が異常でまるでお姫様と家来たちみたいな感じでした。彼女は前はお姫様キャラではなかったのですが、なんでこんなに変わってしまったのだろうと思うほどでした。

それから彼女の行動はエスカレートして、毎日のように私に電話をかけてくるようになったのです。最初の頃は初めての出産で不安なのかなと思っていましたが、さすがに毎日となると私も疲れてきました。たまに電話に出れないことがあると、出るまでしつこく電話をかけてくるので着信履歴が彼女で埋まってしまうこともよくありました。それからかけ直すと罵声を浴びせてきたり、急に怒ってくるので私も精神的に疲れてしまいました。

家族から距離を置いた方がいいんじゃないと言われて私もそうしたかったのですが、なかなか上手く距離を置く方法が見つかりませんでした。彼女の母親と私の母親は知り合いですが、長年連絡を取っていなかったので話すこともできず結局彼女の母親のお姉さんが間に入ってくれて解決しました。

お姉さんの情報によると彼女は病院でうつ病と診断されて薬を飲みながら時間をかけて療養していたそうです。今はもう連絡を取っていませんがたまに元気にしているかと思い出します。