うつ病・抗うつ薬の体験談を320件ほど公開しています(2020.7.25 現在)

うつ病の体験談【そうして私は退職しました。】

実際にうつ病を体験された方の体験談を載せています。

金融機関で勤めていた4年目、営業という外回りの仕事を担当しました。元々お客さんと話すことは苦ではなく、むしろ好きでした。転勤して担当する業務が変わったことで、新しい土地に新しい業務に覚えることは山ほどありました。嫌だなと思いつつも、最初は嫌だって思うけどやってみれば頑張れるかもしれないと思っていました。


上司の手厚いフォローもあり、やれるかもしれないと思っていたあの頃の私に言ってあげたいです。後々その上司と揉めて病んでしまうことになります。出たての頃はとにかくお客さんを覚えて、基本の作業をミスなく行うという繰り返しでした。というかそれだけで手一杯でした。

しかし会社のキャンペーンは待ってくれませんので、次から次へと新しいキャンペーン、つまり数字を課してきました。まだ信頼も築けていないお客さんにそんな無理矢理は売り込めないし、困ることしかありませんでしたし、その期間はとても苦痛でした。そんな時あの上司が力を貸してフォローをしてくださったことはありました。

季節が流れるとともに、上司の対応がどんどん悪くなります。元々同じ時期に異動してきた上司でしたが、すでに周りからは仕事をしないことで有名で、厄介者でした。なので同じになることを知った人からはかわいそうだ、やられないようにしないとね、と言われてはきました。その姿がだんだん現れてきたのです。

営業係として半年経ったころ、その上司と外回りをした時、今後も営業を続けるのかと突然聞かれました。その時すでに仕事に対して嫌気がさしていたので、やめたいと思っているところでした。なのでその上司に、やめようか悩んでいるということを話すと、正直(私が)担当しているブロックは死んでいるから、考えたほうがいいと言われました。衝撃でした。私は私なりに数字をあげる努力してきたし、数字が上がらなくてもお客さんに気に入ってもらうことは間違いなくお前より負けねーぞ!って思いました。衝撃的すぎた発言に、思わず親に泣きながら電話し、家に帰って私はもう仕事を続けられないと話しました。

その後、原因不明の風邪に襲われ、蓄膿症を発症、めまいと吐き気という病い続きに襲われました。めまいと吐き気の期間が1番長く、車で通勤していたので朝会社に行こうと車に乗っても、車に乗った瞬間吐き気に襲われたり、起きなきゃと思うのに布団から起き上がれない、夜は眠れないといった症状が頻繁に起こりました。

仕事に行けても、日中の表情は暗く、下ばかり向いていて、仕事に行ってもお客さんと顔を合わせられない、会社の人とも話ができない状態で、しまいには仕事に行けず、週1.2回は休むようになりました。行けても半日で体調が悪く帰ってくることもしばしばでした。

家に帰っても部屋から出ず、家族とも会話はありませんでした。お店の職員からも、無理しなくていいと言われ休みながら仕事をしていました。そんな状態が周りの職員にお客さんに申し訳なく、私はその期末で退職することにしました。

今ではすっかり元気になり、当時のことを話せるようになりましたが、その人の名前が出るのは今でも凄く嫌です。退職しても他の職員の方たちとは変わらない関係が今も続いていますし、自分が本当にやりたいことも見つけられたしよかったと思えるようになりました。