以前、一ヶ月以上抑うつが激しく日常生活に支障が出ていたため、知り合いの紹介で精神科に通院しました。主治医の診察を受けると診断名は気分変調失調症でした。初めは薬のことはわからず不安もあり、比較的飲みやすく副作用も少ないドグマチールを処方されました。
効果は2週間程かかるとのことで様子を見ながら少量ずつ飲み始めました。初めは特に副作用も気にならず、効果もあまり感じられなかったので主治医と相談をした後に徐々に薬の量を増やしていくことにしました。お薬は自分に合っていなかったのかどうなのかよくわからなかったのですが、出せる基準値の最大量を出してもらいそれでも効果はいまいちでした。
その後、エビリファイはどうかと進められるので処方してもらうことにしました。エビリファイは初め副作用として、目がギラギラする感じがして主治医に相談するも我慢できる範囲内ならもう少し様子を見ましょうとのことでした。
しかし、太陽光を見たときや朝起きたとき窓から入ってくる光に反応し、頭もくらくらとする感じがあり、処方された量は一番少ないものではあったのですが中止をしました。
薬自体は悪いものではないのですが、やはり自分の症状や体との相性があるようで無理なく続けられて効果のあるお薬を探すことが大事だなと感じました。なかなか自分に合う薬を探すことは時間がかかり大変ですし、主治医との協力関係がないと厳しいと思います。
しかし、結果的にジェイゾロフトを処方されたとき、副作用もほとんどなく効果はしっかりと現れたのでしばらくはジェイゾロフトを続けることにしました。また、初めからいろんな薬を併用して飲むことに不安があったため、頓服としてコンスタンを処方してもらうことになりました。
自分に合うお薬を見つけて、効果を実感できるようになってからは薬に対する偏見もなくなり、正しく飲めば治療に繋がることがわかりました。薬物療法はあまり知識がないと偏見も多く不安もなかなか消えませんが、主治医と話し合いながら気長に自分にあったものを探すことで、今ではお薬の重要さを身にしみてわかるようになりました。
抗うつ剤は副作用も気になるところではありますが、人によってはほとんど感じられない方や副作用がしっかり出てしまう方など様々いるので諦めずに探せば、生活も少しずつ改善されますし、普通に今まで出来ていたことが出来る喜びはとても大きく感じました。これからも抗うつ剤に対する正しい知識は広まってほしいです。
