うつ病を15年以上患っている母親を、子どもの立場で支え続けてきた方の体験談です。
薬の量が増え続ける中で転院を決断し、その後の母親の変化について語られています。
体験談の要点
- 体験談の主体:うつ病の母を支えてきた筆者(子どもの立場)
- 母の経過:15年以上前にうつ病を発症、当時は自殺未遂を繰り返す状態だった
- 転機:薬の量が増え続けることへの疑問から転院を決断
- 転院後:治療方針が変わり、約1か月後から母の様子にも変化が見られた
- 現在:発症から10年以上が経ち、以前より落ち着いた生活を送れるようになったと語られている
母のうつ病と、手が付けられない状況
私の母の話です。私の母は15年以上も前からうつ病を患っています。
ここ5年くらいは症状はなく、1年前に父が亡くなった時に軽く発症したくらいですが、私の母は割とひどいうつ病で、当時は自殺未遂を何度もしたり、薬の量がどんどん増え、落ち着かないといってじっとしていることも出来ず、精神病院に入院するのも嫌がって、手が付けられませんでした。
ネットの情報と、転院という選択
いろいろネットニュースで調べると、薬が合わないとうつ病がどんどんひどくなるケースや、精神安定剤を投与することによって逆にうつ病を悪化させることがある、という記事がありました。
当時通っていた病院は薬をどんどん増やす病院で、その記事がきっかけで、私の母には合わないのでは?と疑問を持ちました。そこで、思い切って病院を変えてみました。
そこの病院では、母は自分の症状を話せるような状態ではなかったので、付き添っていた私が話しました。今、何種類の薬をどれくらい飲んでいるのかなどを聞かれましたが、それは飲みすぎていると言われ、その先生は「最終的には薬を飲まなくてもいいように、どんどん減らしていくからね」と言ってくださいました。
転院後の母の様子
薬に頼りきりになっていた母は最初不安になり、薬を減らすといった言葉に取り乱していましたが、先生と少しずつですが長い時間をかけていろいろな話をすることによって、少し落ち着いたようです。薬を減らす副作用はすぐ抜けることは無く、はじめは目が離せない状況は変わりませんでした。
でも、新しい病院に行って、それまでの薬を減らして、その病院からもらった薬で治療を続けていくこと1か月、今までの母の姿が嘘のようによく寝るようになり、まだぼーっとはしているものの少しずつ笑うようになり、会話もとても増えるようになりました。
今の病院にしてからもう10年くらいになりますが、薬はほとんど飲むことは無く、車の運転も心配いらず、旅行も友人と行けるようになって、鬱病になる前に見ていた母の姿と何も変わらない状態になることが出来ました。
この体験から感じること
全員に当てはまるわけではないかもしれませんが、今の病院の先生が言うには、精神安定剤には、本当に重症でない人が飲むと悪化してしまうものがあるそうです。
重症といわれてその病院に転院してきた人の多くは、精神安定剤による重症化が原因と言っていたので、うつ病で薬を増やすのは一人でも多くやめてほしいなと思います。
まとめ
当時は手が付けられないほど苦しい状況だった中で、子どもの立場から情報を集め、転院という選択をした経緯が語られています。
転院後の変化は、この方と母親にとっての経験として語られているものです。薬の種類・量・治療方針は病状や個人によって大きく異なります。
「薬を増やすのはやめてほしい」という言葉は、この方が経験をもとに感じた思いです。薬の変更・増減・中止については、必ず担当医に相談してください。
※このページは個人(家族)の視点から支援経験を記録した体験談を紹介するものであり、特定の薬の効果や安全性を保証するものではありません。本文中の「精神安定剤を投与することによって逆にうつ病を悪化させることがある」「薬を増やすのはやめてほしい」といった表現は、この方の体験と当時の情報をもとにした個人的な考えです。薬の種類・量・中止・変更は、自己判断で行わず必ず医師や薬剤師に相談してください。また本文には自殺未遂についての記述がありますが、つらさや死への考えが浮かんでいる場合は、ひとりで抱え込まず医療機関や相談窓口に相談してください。今すぐ身の危険がある場合は、相談窓口の返答を待たず119番・110番などの緊急連絡先をご利用ください。相談先についてはこちらのページをご参照ください。
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※Awarefyは医療機関による診断・治療の代わりではありません。通院中の方は治療を中断せず、必要に応じて主治医へ相談してください。
