うつ病・抗うつ薬の体験談を500件以上公開しています

うつ病の体験談【うつ病の怖さを実感!】

実際にうつ病を体験された方の体験談を載せています。

同僚のAさん。彼はとても明るく、仕事をバリバリこなす活発な青年でした。
それまでは・・・


Aさんは、ある時仮想通貨を買って、最初のうちはかなり儲かっていたそうですが、仮想通貨の大暴落に巻き込まれ、投資金額のほとんどを失いました。それだけなら、お金がなくなっただけで、また働けばいいだけの話で済んだのですが、Aさんは仮想通貨にハマり過ぎた結果、1番大切な「やる気・気力」という人的資産も失ってしまった。
これが1番厄介で、それ以降のAさんはまるで別人のように変貌して、全くの無気力人間になってしまい、最終的には仕事を辞めて自宅にこもりっきりという末路を辿りました。

Aさんが深刻なうつ病を発症するまで、言われて見ればたしかに、Aさんの様子が少し変だった。
いつもなら「おはよう〜」と元気な声で挨拶して、仕事をテキパキとこなす人なのに、最近では、何かボォーとしていて、話しかけても上の空。
仕事中、いつもソワソワしてスマホばかり見ている。そのスマホを見る表情は青白く、覇気がない。

きっとその時点で、仮想通貨にハマり過ぎて他のことが一切手につかなくなってしまったのでしょう!更に追い打ちをかけて大暴落に巻き込まれ、精神状態が崩壊し、心を閉ざしてしまったのだと思います。

早くAさんの異変に気づいてあげられればよかったのですが、「まさかあのAさんがうつになんてなる訳ないよな!」という過信から、Aさんの異変を軽視してしまいました。

今思うと後悔が残ります。

会社を辞めてしまったAさんとは、それから一切連絡が取れず、自宅に行ってもドアを開けてくれません。心の扉も閉ざしてしまい・・・

その後のAさんの素性はわかないまま心配しましたが、風の噂で実家に帰ったとの知らせを聞いて、ちょっと安心しました。

「うつ病」についてはいろいろ聞きますが、身近な人でうつ病になった人がいなかったので、それほど深刻な病だとは思っていませんでしたが、あんな元気なAさんが陥落していく姿を間近で見て、うつ病の怖さを痛感しました。

ぶっちゃけ、「自分はうつ病にはならない。俺には関係ない。」と他人事だと思っていた私。

「まさかあの人が!」という人までうつ病になってしまうのだから、「もしかしたら自分にも襲いかかってくるかもしれない」と心得えようと強く思いました。

Aさんの場合は仮想通貨が原因だったが、今の社会、うつ病を誘発することはたくさんある。

だから気をつけようと思いました。