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うつ病体験談|幼稚園教諭の仕事で上司の叱責を受け発症した経験

幼稚園教諭として働いていた体験者は、担任からフリー教諭へ役割が変わり、上司から叱責を受ける日々の中で心身の不調が強くなっていきました。朝起き上がれない状態になって心療内科を受診し、診断書を受けて実家で休養したのち、3か月ほどかけて職場復帰へ向かった体験です。

体験談の要点

  • 幼稚園教諭5年目に仕事内容と上司が変わり、強い緊張を抱えるようになった
  • 頭痛、微熱、無気力、不安、涙が止まらない状態が続いた
  • 心療内科で薬を処方され、医師から休職を勧められた
  • 実家で休みながら、自分で復帰したいと思えるまで待った
  • 最終的に約3か月後、職場に復帰できた

憧れだった幼稚園教諭の仕事

私はとある幼稚園に勤務する20代後半の女です。

大学卒業まで、性格は明るくまじめで、勉強をコツコツするタイプでした。友人からの信頼も厚く、在学中に幼稚園教諭を目指すようになり、採用試験に向けても努力して、無事に合格することができました。

そして、憧れだった幼稚園の先生として働き始めました。クラス担任となり、家に帰ってからも遅くまで仕事をする日々でしたが、クラスの子どもたちの顔を思い浮かべると自然とやる気が出てきました。

経験を積んでいくうちに仕事の効率も上がり、やりがいを感じながら仕事ができるようになっていきました。「本当に天職だなあ」と思っていたのです。

役割変更と上司からの叱責

ところが、5年目に入った年、初めて担任から外れ、フリー教諭として勤務することになりました。前年度までと違ってシフト勤務となり、仕事内容も大きく変わりました。

さらに上司が変わり、少しのミスでも怒鳴るように叱られるため、ビクビクしながら過ごすようになりました。4月は、とにかく新しい生活に慣れようと必死でした。

あっという間に5月になりました。大型連休が明け、また仕事を頑張ろうと思うのですが、どうも朝の目覚めが悪いのです。体が信じられないほどだるく、ひどい頭痛と微熱もありました。

それでもシフトに穴を開けられないという使命感から、なんとか仕事に行っていました。家に帰ると、それまでは大好きな海外ドラマを見て至福のひと時を過ごしていたのですが、その頃から何に対しても無気力になりました。次の日のことを考えると不安にさいなまれ、涙が止まらない状態でした。

心身の不調と心療内科の受診

一人暮らしをしていたので悩みを相談する相手もおらず、ギリギリの精神状態でした。その1週間後、ついに朝起き上がることができなくなり、体調不良を理由に仕事を休みました。

次の日は絶対に行かなければと思い、早く就寝したのですが、初めて寝坊をしてしまい、欠勤の事後連絡をすることになりました。責任感のなさに自分が嫌になり、それから3日ほど部屋にこもって寝て過ごしました。

「何とかしないと、このままでは本当に仕事に行けなくなってしまう」と焦る気持ちから、心療内科を受診しました。不安や憂うつ感を軽減する薬を処方してもらいました。

薬を服用し始めましたが、なかなか改善が見られなかったため、担当医師からいったん仕事を離れて休むように診断書を出されました。そこでやっと「ああ、私は病気なんだ。これが鬱なのか」と受け入れられたのです。

実家での休養と職場復帰

家族にもそのことを知らせると、すぐに実家へ戻ってくるように言われ、気が楽になったのを覚えています。

それまでは、どんな壁にぶつかっても、がむしゃらに頑張って乗り越えてきた人生でした。休んでいる時間などないと、常に何かに追いかけられているような気持ちでもありました。きっとその中で、自分の本当にしたいことや、休みたいという気持ちを押し殺していたのかもしれません。

一生懸命頑張ることはよいけれど、体を壊しては本末転倒だと、大変勉強になった経験です。

その後は自分の好きなことをして過ごし、仕事に復帰したいと思えるようになるのを、のんびりと待ちました。

担当医師の診察では毎回、「職場に戻って自分が働くイメージがわくかどうか」「不安がないか」ということを尋ねられました。それが職場復帰の目安だったようです。

最終的に自分で「もう大丈夫」「職場に戻りたい」と思えるまで、丸3か月かかりました。ありがたいことに職場の方には温かく迎えていただき、無事に復帰することができました。

鬱は決して弱い人がなるものでも、甘えでもありません。自分の力ではどうしようもない病気です。「まさか私が鬱なんて」と受け入れがたかったのですが、受け入れることが治すための第一歩だと思います。

治ったと思っても繰り返しやすい病気でもあるので、油断せずに、これからも身体を大事にしていきたいです。そして、経験したからこそ病気への理解が深まったので、同じようにつらい思いをされている方に寄り添っていきたいと思います。

まとめ

この体験では、仕事内容の変化と上司からの叱責、一人暮らしで相談相手が少ない状況が重なり、頭痛や微熱、無気力、不安が強まっていきました。心療内科を受診し、診断書を受けて仕事から離れたことで、自分の状態を病気として受け止めるきっかけになっています。実家で休養しながら復帰の不安を確認し、約3か月後に職場へ戻った経過が語られています。

このページは個人の体験談であり、すべての方に同じ経過や結果が当てはまるものではありません。特定の薬の効果や安全性を保証するものでもありません。薬の使用、増減、中止については、自己判断せず医師や薬剤師へ相談してください。

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