実際にうつ病を体験された方の体験談を載せています。
私がうつ病になったのは大学4年生の春頃でした。
なったきっかけは当時実家にいた時で両親には
「お前は何も出来ない、生活の知恵が足りない。」
姉には
「あんたはアカン子やな。」
など辛く当たられてきたことでした。
また、子供の頃から母親にはストレス解消のはけ口にされてきたところもありました。
普段は仲良くしていてもそういうことを言われると私もだんだんそれが溜まってくるとやがて爆発してしまいます。
その頃は大学4年生で就職活動もしないとだめだったので余計に辛かったです。
ある日、いつものように家族から色んなことを言われてとうとう爆発を起こしてしまいました。
それでもあまり言い過ぎたとか謝られることはなくそれから私にとってしんどい日々を送っていました。
爆発のこと・・・、大学3年生の時の心理学の先生に授業で心理テストをして結果を見せた時があったのですが
「あなたはそのうちに爆発をしてしまいますよ。」と言われていました。
まさかそうなるとはその時は想像すらもしていませんでした。
あまりにも辛かったので大学でカウンセリングを毎週受けていました。(これは無料でした)
そして卒業するその年の1月に精神科に通うことになりました。
お薬を飲みながら何とか無事に大学卒業出来たのは本当に良かったことでした。
大学卒業してからもしばらくは週に2~3回程の短時間の掃除のアルバイトに行き、友達に支えられながらも病気と闘っていましたが、それもやがて限界にきて閉鎖病棟に入院をすることになりました。
アルバイトはもちろん退職しました。
自分が入院をして家から離れてみると当たり前のことに気付かされました。
普通に過ごせること、ご飯が美味しいっていうことはとてもありがたいことなんだなと。
入院中は眠れなかったこともありましたが色んな人と話したりして何とか頑張っていました。
幸い、1週間ほどで退院をしましたがまだまだ辛い日は続きました。
通院を続けて、障害者手帳や障害者年金を申請してそれを使いながら何とか社会復帰を目指しながら日々を過ごしていました。
また当時に付き合っていた彼氏にも支えてもらいながら徐々に元気になっていきました。
身体が動くようになってくると単発バイトからスタートをして次に3時間のパートをして日々過ごしていました。
そして通院から6年位でやっと薬から卒業をすることになりました。
この時は本当に心からバンザイでしたね。
こうやって辛い日々から卒業すると、改めて薬のない生活や何気ない当たり前の日常に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
それと少々辛いことがあってもうつ病を乗り越えたんだからこれくらいたいしたことないって思えますね。
世の中には、うつ病などの心の病と闘っている人もいますけれど、「どうか乗り越えて下さい、自分との闘いですよ。」と言いたいですね。